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2010年05月10日(月)

びしゃご 83話  家庭菜園編   室戸荘

子タヌキ(長男) 「キミはおねえちゃんとはぐれたの?」

八雲 「そうなんだよ・・おねえちゃんは・・ドコかな~・・」

子タヌキ(長男) 「ボクが一緒に探してあげるよ!」

八雲 「本当!?助かるにゃん♪」


   そして・・

   子タヌキと八雲は 一緒におねえちゃんを探し始めました


   そして・・


   一匹の野良猫を発見・・


室戸岬の野良猫
↑室戸岬の野良猫

野良猫(メス) 「なによ?タヌキじゃない?アタシに何かようかい?」


  子タヌキは 野良猫を指差し


子タヌキ 「八雲・・このネコがキミのお姉ちゃんじゃないのかい? 毛の色もそっくりだよ?」


  しかし・・  八雲は 首を横に振り・・


八雲 「コイツはネコだにゃん・・ボクのおねえちゃんは人間なんだにゃん。」


子タヌキ 「え? じゃ~キミは飼い猫なの?」


八雲 「飼い猫?・・・なにを言ってるだい・・ボクは人間だよ・・」


  子タヌキは 唖然・・


子タヌキ 「人間って・・キミはどう見てもネコだよ・・(汗)」


八雲 「違うニャン!(怒)」


  その時!!  ドコからか・・


  『やくも~ やくも~ どこ行った~ やくもや~い 』


  と人間の女性の言葉が 聞こえてきました


八雲 「えへへ♪ おねえちゃんが向かいに来てくれたにゃん♪ 世話になったにゃん♪ ありがとうにゃん♪」


子タヌキ 「うん・・向かいが来てくれて良かったね・・」


八雲 「さらばにゃん♪」


  八雲は  尻尾を振りながら 

  何処へ・・

子タヌキ(長男) 「変なヤツ(八雲)だったな~・・・」


野良猫(メス) 「タヌキ!ワタシにようは!あるのかい!?無いのかい!?」


  ・・びしゃごの畑・・

びしゃごの畑

  
  そこでは・・  夫が漁の仕事に行き・・

  家で留守番する びしゃごが 畑仕事を・・


  びしゃごは 昨夜 タヌキ一家に食べられた野菜の残骸を見ながら・・


びしゃご 「はあ~(タメ息) 大根4本に・・キュウリ2本・・イモ4個も・・お坊さんが食べたなんて・・・。 お坊さんも・・夜に忍び込んで野菜を食べなくても・・一言、ワタシに言ってくれれば・・お分けしたのに・・」


  びしゃごは  無事だった 特にお気に入りの茄子を見ながら・・

茄子
↑びしゃごのお気に入りの茄子


びしゃご 「でも・・この茄子が無事で良かった♪」


  びしゃごは・・ お気に入りの茄子を見つめながら・・


びしゃご 「おいしそう・・(ヨダレ)」


  そして・・  茄子を掴み・・


びしゃご 「もう・・・食べても・・いいわよね・・(ヨダレ)」


  
  その時!!


  上空から! カラスが急降下して!!


  びしゃごに迫りました!!

びしゃご 「きゃ!」

  びしゃごは 驚き! 避けました!


  そして・・


  カラスは・・


カラス 「アッホー アッホー 」


  と鳴きながら・・  何処へ・・

びしゃご 「なんて失礼なカラスなのかしら!(怒) ん?」

  びしゃごは・・ お気に入りの茄子を見てみると・・


  もう・・  その姿がありませんでした・・

びしゃご 「ワタシの茄子が!?(愕然!) どういうこと? まさか・・・今のカラスが・・・あの子(茄子)を・・・さらった!?」


また次回。

この物語はほとんどフィクションです
  

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