びしゃご 83話 家庭菜園編 室戸荘
子タヌキ(長男) 「キミはおねえちゃんとはぐれたの?」
八雲 「そうなんだよ・・おねえちゃんは・・ドコかな~・・」
子タヌキ(長男) 「ボクが一緒に探してあげるよ!」
八雲 「本当!?助かるにゃん♪」
そして・・
子タヌキと八雲は 一緒におねえちゃんを探し始めました
そして・・
一匹の野良猫を発見・・
↑室戸岬の野良猫
野良猫(メス) 「なによ?タヌキじゃない?アタシに何かようかい?」
子タヌキは 野良猫を指差し
子タヌキ 「八雲・・このネコがキミのお姉ちゃんじゃないのかい? 毛の色もそっくりだよ?」
しかし・・ 八雲は 首を横に振り・・
八雲 「コイツはネコだにゃん・・ボクのおねえちゃんは人間なんだにゃん。」
子タヌキ 「え? じゃ~キミは飼い猫なの?」
八雲 「飼い猫?・・・なにを言ってるだい・・ボクは人間だよ・・」
子タヌキは 唖然・・
子タヌキ 「人間って・・キミはどう見てもネコだよ・・(汗)」
八雲 「違うニャン!(怒)」
その時!! ドコからか・・
『やくも~ やくも~ どこ行った~ やくもや~い 』
と人間の女性の言葉が 聞こえてきました
八雲 「えへへ♪ おねえちゃんが向かいに来てくれたにゃん♪ 世話になったにゃん♪ ありがとうにゃん♪」
子タヌキ 「うん・・向かいが来てくれて良かったね・・」
八雲 「さらばにゃん♪」
八雲は 尻尾を振りながら
何処へ・・
子タヌキ(長男) 「変なヤツ(八雲)だったな~・・・」
野良猫(メス) 「タヌキ!ワタシにようは!あるのかい!?無いのかい!?」
・・びしゃごの畑・・
そこでは・・ 夫が漁の仕事に行き・・
家で留守番する びしゃごが 畑仕事を・・
びしゃごは 昨夜 タヌキ一家に食べられた野菜の残骸を見ながら・・
びしゃご 「はあ~(タメ息) 大根4本に・・キュウリ2本・・イモ4個も・・お坊さんが食べたなんて・・・。 お坊さんも・・夜に忍び込んで野菜を食べなくても・・一言、ワタシに言ってくれれば・・お分けしたのに・・」
びしゃごは 無事だった 特にお気に入りの茄子を見ながら・・
↑びしゃごのお気に入りの茄子
びしゃご 「でも・・この茄子が無事で良かった♪」
びしゃごは・・ お気に入りの茄子を見つめながら・・
びしゃご 「おいしそう・・(ヨダレ)」
そして・・ 茄子を掴み・・
びしゃご 「もう・・・食べても・・いいわよね・・(ヨダレ)」
その時!!
上空から! カラスが急降下して!!
びしゃごに迫りました!!
びしゃご 「きゃ!」
びしゃごは 驚き! 避けました!
そして・・
カラスは・・
カラス 「アッホー アッホー 」
と鳴きながら・・ 何処へ・・
びしゃご 「なんて失礼なカラスなのかしら!(怒) ん?」
びしゃごは・・ お気に入りの茄子を見てみると・・
もう・・ その姿がありませんでした・・
びしゃご 「ワタシの茄子が!?(愕然!) どういうこと? まさか・・・今のカラスが・・・あの子(茄子)を・・・さらった!?」
また次回。
この物語はほとんどフィクションです