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2008年10月13日(月)

びしゃご 37   室戸荘


    ・・闘犬場の受付・・

びしゃご 「二人(夫とお姫様)を見失ったわ・・。ひょっとしてこの中かも・・。」

受付 「へい!いらっしゃい!そこのベッピンさん!どうだい?お犬ちゃんの暴れるところ見たくないかい♪」

びしゃご 「あの~、すいません、少し前にココにお姫様のような女の人と、ぐ~たらそうな男の人は来なかったですか?」

受付 「 ! ・・知らないな~。ココには来てないね~。」

びしゃご 「そうですか・・ありがとうございます。その男の人はワタシの夫なんです・・。」

受付 「・・・。早く見つかるといいね。」

びしゃご 「はい・・。」

   びしゃごは何処へ・・。

受付 「おい!」

若い衆C 「へい!カシラ!」

受付 「・・早くアイツ(若い衆A)に行動を起こさせろ・・。」

若い衆C 「へい・・。」


   ・・・闘犬場の裏方・・・

若い衆A 「分かった・・お前はもう表に戻ってろ。」

若い衆C 「ああ・・、任せたぞ・・。」

   若い衆Cは表に行きました。

夫 「あにさん!(若い衆A)いったい何を話されてたんですかい?」

若い衆A 「フフ・・お前には関係ないよ・・。(ニヤ)」

夫 「はい!」

若い衆A 「ところで、一文(夫)よ・・ココから出たいかい?」

夫 「はい・・ワシにはヨメがいます・・すぐにでも、ヨメの元に帰りたいです・・。」

若い衆A 「そうか・・なら出してやろうか?」

夫 「え!いいんですか♪それではさっそく♪」

  その時、若い衆数人が夫を押さえつけました。

夫 「おまんら!何するんじゃい!?(怒)」

若い衆A 「条件付きだ!そこのオリの霧丹歩のエサにお前がなれば・・外に出してやる!」

夫 「はあ~?おまん正気かい?なんでワシが犬のエサにならんといかんぜよ!」

若い衆A 「おまえ知らんのか?闘犬は生きてるものしか食べないように調教されてるんだよ・・。」

夫 「ちょっ、ちょっと待たんかい!なにもワシを入れんでも、他の畜生を入れればいいやないかい!」

若い衆B 「ばかやろー!おめえより他の畜生のほうが尊いんだよ!(怒)」

若い衆A 「そういうことだ・・一文よ、諦めろ!」

夫 「そんな~(涙)」

   夫は霧丹歩のオリに連れて行かれました。

若い衆A 「みんな気をつけろよ・・。コイツを入れたらすぐに閉めるんだ。分かったな?」

若い衆たち 「へい!」

夫 「ひいい~~。」

若い衆たち 「いち、にの、さん!」

   夫は飢えた霧丹歩のオリに入れられました。

若い衆A 「これで「霧丹歩」の腹はふくれ・・「土佐鰹」が喰われることは無いやろう・・。おめえら行くぞ!」

若い衆たち 「へい!」

夫 「イタタ、ワシをこんなオリにぶちこみやがって・・覚えてろよ!」

  その時、犬影が・・。

やる気になった夫 「こりゃー!闘犬ゆうてもただの犬コロやろうが!ぎゃふんと言わせたる!(怒)」

霧丹歩 「ぐるる・・。」

  夫の前に10尺(3メートル)40貫(150キロ)の霧丹歩が現れました。

やる気が無くなった夫 「ヒイイ~~!でかい!これが犬なんかい?まるで虎ぜよ!(驚愕) だれか助けてくれ~~。」  

 また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年10月07日(火)

びしゃご 36  室戸荘


  ・・・闘犬場の裏方・・・

若い衆A 「おい!一文(夫)!コッチ来い・・。」

夫 「一文って、ひょっとして・・ワシですかい?」

若い衆A 「あたりめえだ!「オレがおめえにココ(闘犬場)のしきたりを教えてやらあ。」

夫 「はい・・(涙)」

若い衆A  「まずは、上のモンの命令は絶対だ!分かったか!」

夫 「はい・・(涙)」

若い衆A  「もし歯向かったら、裸で闘犬の標的になってもらう・・。それと・・ココから逃げようとしても同じだ!そういや去年、おめえみたいなヤツがココを逃げようとして、体中を闘犬に噛まれて・・体中が歯形の跡になった馬鹿がいたな~(笑)」

夫 「そんな~・・。」

若い衆B 「おい!霧丹歩が来たぞ!」

若い衆A 「そうか!一文(夫)!おめえはココで待っていろ!」

夫 「はい・・。」

   若い衆たちは霧丹歩のところに行きました。

  ・・・闘犬場の裏口・・・

受付 「こっ、これが秋田犬大横綱ですか・・。すごいでかいですな・・。10尺(3メートル)はあるんでは・・?」

霧丹歩の飼い主  「まあ、・・コイツは最強ですわ!わが秋田藩の宝ですわ!10尺に体重は40貫(150キロ)・・今日の土佐鰹との戦いが楽しみですの~(笑) ちなみに5日間の間は水しか飲ましておりません。」

受付 「・・・では、結びの一番までわしらが預かりましょう・・。」

霧丹歩の飼い主  「うむ、たのんますわ!」

  霧丹歩の飼い主はオリに入れた霧丹歩を預けて何処かへ・・。

若い衆A  「カシラ・・コイツが霧丹歩?」

霧丹歩(犬) 「ぐるる・・。」

受付 「そうじゃ・・こんなヤツにワシの大事な土佐鰹を戦わしたら・・骨も残らんぞ・・。」

若い衆たち 「・・・。」

受付 「まさか・・こんな化物が相手だったとは・・(涙)」

若い衆A 「カシラ・・アッシにイイ考えがあります・・。」

受付 「なんじゃ・・?」

若い衆A 「ヒソヒソ・・。」

受付 「なんやとー!おまん!正気か!?」

若い衆A  「カシラ・・キレイごとはやめてくだせえ。ワシらの大事な土佐鰹と・・あの男・・どっちが大事ですかい?」

受付 「・・・証拠は残すなよ。」   また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年09月30日(火)

びしゃご 35  室戸荘

  ・・・高知城下町の広場(闘犬会場)・・・

  土佐犬会場では優しそうな受付が客呼びをしてました。

受付 「へい!みなさん!どうですかい!土佐中から腕自慢のお犬ちゃんが集っているよ!しかも!今日は土佐犬大横綱の「土佐鰹(とさかつお)」も出るよ!!そこのお嬢さん!入場料は二人でたったの一文だよ!」

お姫様 「あなた様♪ココであります♪あなた様・・わらわはお金など持ってない・・あなた様、一文を貸してくださりませんか?」

(注:江戸時代では一文は1両の4千分の1です。)

夫 「・・・。」

お姫様 「あなた様?」

夫 「お姫さん!ワシは金なんて一文も持ってないぜよ・・。」

お姫様 「大人なのに「一文」も持ってないんですか!?」

夫 「はい・・大人なのに「一文」も持ってないぜよ・・。」

お姫様 「弱りました・・せっかく来たのに。それに今日は大一番の横綱対決!土佐犬大横綱「土佐鰹」と秋田犬大横綱「霧丹歩(きりたんぽ)」戦があるのです!!(興奮)」

夫 「はあ~。そうですか・・。」

お姫様 「 ! あなた様名案が・・あなた様はここで一文分働きなさい・・。これは命令です。」

夫 「え~、そんな~。」

お姫様 「一文分の労働ですからたいしたことないですよ♪」

   お姫様は受付に相談しに行きました。

受付 「お嬢さん・・この男を一文でココで働かせてくれだって?」

お姫様 「わらわからの頼みじゃ。わらわはどうしても「土佐鰹」VS「霧丹歩」が見たいのです・・。」

受付 「よし!気に入った!お嬢さんの闘犬への熱い想いは伝わったよ・・。ただし、この男(夫)がどうなっても構わんのだね?」

お姫様 「はい。」

夫 「そんな~・・。」

受付 「では、お嬢さんは入りな。」

お姫様 「では、あなた様、いって来ます。しっかり仕事をするのですよ♪」

夫 「はあ~・・。」

  お姫様は嬉しそうに闘犬会場に入って行きました。

夫 「ワシも見たかったのにな~・・。」

人柄が変わった受付 「おい!なにボサっとしてやがる!テメエ(夫)はコッチだ!(怒)」

夫 「はっ、はい!」

受付 「オレがテメエ(夫)のようなグズを一文で買ってやったんだ・・。恨むんならお前を売ったあのオンナを恨むんだな・・(ニヤり)」

  受付は夫を一文で買ったと勘違いしてました。

夫 「ヒイイ~~。」

受付 「オラ!お前たち!」

  受付に呼ばれて闘犬従事の恐そうな若い衆が数人来ました。

若い衆A 「へい!カシラ(受付)なに用ですかい!?」

受付 「コイツ(夫)をお前たちが、煮るなる喰うなり好きにしな!」

若い衆たち 「へい!」

   夫は闘犬会場の裏方に連れて行かれました。  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年09月23日(火)

びしゃご 34   室戸荘

  
   料理屋の主人が夫たちの部屋に樽ごとの酒を持ってきました

料理屋の主人 「おまたせさまです。殿方さま、お姫様。」

夫 「お♪悪いの~♪・・・こんなオチョコで飲むのは面倒じゃ・・。コレで飲むわい。」

  夫は空けた刺身の皿に酒を注ぎました。

料理屋の主人 「!! 殿方さま!その皿は「伊万里焼」の最高級品です!」

夫 「伊万里?なんじゃそりゃ?皿はなんでも使えれな~一緒じゃい!」

料理屋の主人 「・・・。(割ったら弁償していただこう)」

お姫様 「・・・さすがはあなた様。」

料理屋の主人 「ところで・・殿方さま。本店を以後・・ひいきしてくだれませぬか?」

夫 「そんなこと言われても・・無理じゃ。」

料理屋の主人 「ワタクシも上常識を知っております。これ・・パンパン(手を叩く音)」

  運び人が部屋にハコを持って入ってきました。そして夫の前に置きました。

夫 「なんじゃこりゃ?」

   料理屋の主人は夫に近づき・・耳元に口を・・。

料理屋の主人 「この中には・・キノコが入っております。名前は「ムラムラダケ」漢方薬でございます。効能はヒソヒソ・・。」

夫 「フフフ・・さようか・・。気に入った!喜んで頂こう!おぬしも悪よの~♪」

料理屋の主人 「いえいえ。」

お姫様 「あなた様。何を頂いたのでしょう?」

夫 「いや、あの、まんじゅうじゃ!」

お姫様 「まあ、あなた様・・まんじゅうくらいでそんなに喜ぶなんて・・可愛らしい♪あなた様、そろそろ出ません?」

夫 「そうじゃの~・・出ようかの~・・。」

お姫様 「では、主人、ココのお代は後ほど城に・・。」

料理屋の主人 「はい。」

   夫たちは店を出ました。

お姫様 「今日は闘犬の日なのです♪わらわは犬は見るのも食べるのも好き♪今から見に行くぞよ♪」

夫 「うい~、酔っ払ったぜよ・・。闘犬か~おもしろそうじゃの~お姫さん行きましょう!」

   二人は闘犬の会場へ・・。

跡をつけてたびしゃご 「あの人ったら・・あんな高そうなお店でご飯を食べるなんてうらやましい!(怒)・・それに、あんなに鼻の下を伸ばして!許さないわ!(怒)」

  びしゃごは二人の跡を追いました・・。   また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年08月05日(火)

びしゃご (33)  室戸荘

   夫とお姫様が部屋に入ってしばらくして・・

運び人 「しつれいします。お料理をお持ちしました。まずは、お刺身をお持ちしました。」

お姫様 「・・お刺身ですか。カツオとシマアジとタイですね?」

運び人 「さすがは、お姫様!目が肥えておいでで♪最高の魚を用意しましたので、どうぞ♪」

夫 「こりゃ~、まっこと!うまそうぜよ♪ヨダレが飛び出そうぜよ♪運び人さん!こんなうまそうな喰いモン見たら・・ワシは酒が飲みたくなったぜよ!」

運び人 「酒ですか?」

夫 「そりゃ~、おまん!ウマイ喰いモンには酒がないとツマランやろ~が?」

運び人 「はあ~・・ではすぐにお持ちします。」

夫 「すぐやで!」

お姫様 「うふふ・・わらわも頂こうかの~♪」


   運び人は酒を持って来るために、部屋を出ました。

料理屋の主人 「どうだった?どんな身分のお方か分かったか?」

運び人 「いえ・・昼間から、酒を持って来い。と言われたので・・今から「土佐鶴」を持っていくところですが・・。」
(注:「土佐鶴」とは、高知県を代表するお酒です。「司牡丹」も美味しいです♪)

料理屋の主人 「昼間から酒~?よし!今度はワタシが運ぼう・・ちょっと探ってみるわ。」

   しばらくして、夫とお姫様のいる部屋に、料理屋の主人が酒を持って来ました。

料理屋の主人 「失礼いたします。殿方様!お姫様!お酒をお持ちしました。」

お姫様 「うむ、くるしゅうない。」

料理屋の主人 「あの~お言葉ですが?」

お姫様 「なんじゃ?」

料理屋の主人 「いえ、お姫様にでは無く・・殿方さまに・・。」

夫 「なんじゃ?ワシにかい?」

料理屋の主人 「はい。殿方様はどちらの藩からいらっしゃったのでしょうか?それと、最近の土佐藩の塩の価格の高騰はどのようにお考えでしょうか?差し支えなければお聞かせください?」

酒を飲んでる夫 「知らん。」

料理屋の主人 「はい?」

酒を飲んでる夫 「そんなことより!酒が足りんわい!こんな小さいトックリやなくて、樽で持ってこんかい!」

お姫様 「まあ、あなた様。イイ飲みっぷり♪主人・・早くお酒を持って来なさい。」

料理屋の主人 「はっ、はい!失礼いたしました!すぐに樽でお持ちします!」

   料理屋の主人は急いで部屋を出て樽酒を用意しに行きました・

運び人 「樽なんか持ってどうしたんですか?」

料理屋の主人 「酒が足りんそうで、樽ごと持って来いと言われたのじゃ!かなりご立腹じゃ。」

運び人 「そうですか・・。で?どういう身分の方で?」

料理屋の主人 「知らん。だが、なんといか・・すごい迫力のかたじゃ~。今までウチの客におらん感じの方や・・!」

運び人 「そうですか・・では、アレを用意しますか?」

料理屋の主人 「あの・・特別なお客様にだけ渡す「アノ特別なお土産」をか・・・そうだな。損はないかもしれん・・。」

  また次回。

この物語はほとんどフイクションです

 

2008年07月23日(水)

びしゃご (32)  室戸荘

お姫様 「どうじゃ?わらわの目に狂いは無いじゃろう?」

夫 「・・・。」

お姫様 「さて・・今からわらわと土佐の町に遊びにゆくぞ・・。」

びしゃご 「お言葉ですが・・。」

お姫様 「そちはまだおったのか!はよ去れい!・・・あなた様(夫)、わらわの言うことを聞かねばココで大声で叫びますよ。そうしたら、あなたたち二人がどうなるかお分かりでしょう・・。(ニヤリ)」

夫 「!」

びしゃご 「!」

お姫様 「ふふふ・・。」

夫 「くっ・・びしゃご・・仕方がないココはお姫様の言う通りにするしかないぜよ・・。」

びしゃご 「あなた・・!」

お姫様 「さあ!行きますよ!」

夫 「はい。」

びしゃご 「あなたー!」

     お姫様は夫を連れて、高知の城下町へ・・。

お姫様 「あなた様・・わらわは御腹が空いてきました・・ソコの料亭で中食をしましょう。」

夫 「はい。ですが、お姫様・・ワシはカネなんて持ってないぜよ・・。」

お姫様 「ふふふ・・。わらわが出してあげます♪」

   夫とお姫様は、高級料亭に入りました。

料理屋の主人 「いらっしゃいませ。これはこれは、お姫様。今日は下人とお忍びでウチに食事にいらっしゃったのですね?今日は飛びっきりの美味しい料理を用意させていただきます・・。」

お姫様 「この者は下人などではない。わらわの愛人じゃ・・ふふ。」

料理屋の主人 「 ! そうでしたか・・。ではいい部屋を用意してますどうぞ。」

お姫様 「くるしゅうない。」

  料理屋の主人はお姫様と夫を部屋に案内しました。

料理屋の主人 「では・・ごゆるりと・・。」

  料理屋の主人は部屋を出ました。その時、運び人が話しかけてきました。

運び人 「主人・・あの小汚い男をウチの店に入れたらウチの品格が疑われますが・・。」

料理屋の主人 「しっ・・あの小汚く、だらしなさそうなオトコはお姫様の愛人らしい・・。」

運び人 「 ! なんですと・・では、相当身分が高いお方・・!?」

料理屋の主人 「うむ・・間違いない・・失礼のないように最高の料理と最高のおもてなしをするのじゃ・・。」

運び人 「はい!・・・しかし人は見かけによらないものだな~・・。」

  高級料理屋はお姫様と夫にごちそうを作りだしました。  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年07月21日(月)

びしゃご (31)

   虚無僧の正体は、少し前にびしゃごたちの前を通ったお姫様でした。

びしゃご 「あの~・・お姫さまですよね?なんで、ココにそんな格好でおるんですか・・?」

お姫様 「ふん!そちのような・・小汚い者に用はない・・。」

ムッとしたびしゃご 「 ! 小汚い!?」

お姫様 「そちは、はよ去れい!目障りじゃ!わらわが・・この格好でココに来たのは・・このおかたに会うためなのじゃ・・ポ。」

びしゃご 「このおかた?」

   お姫様はジーっと夫のほうを、顔を赤くし、嬉しそうに見つめていました。

夫 「えっ・・あの~ワシに何かようですかい?」

お姫様 「わらわは・・そなた様を好いております・・わらわがこんな気持ちになるのは初めてじゃ・・t。」

急にまじめに応える夫 「いや、急にそんなコトを言われましても・・。お姫様とワシは身分が違いますし~それにワシ~となりのこの者がワシの嫁のびしゃごです・・。」

お姫様 「なんと!こんな女が!」

   お姫様はムッとした顔で、びしゃごをにらみました。

びしゃご 「そういうコトです・・(ニヤリ)ワタシとこのひとは夫婦なんです・・。」

お姫様 「むむむ・・。」

夫 「あの~お姫様・・なんでワシなんかを気に入ったんですかい?会ったばかりやし?」

お姫様 「・・いいでしょう。お答えしましょう。」

  お姫様は神妙な面持ちで答えました。

お姫様 「わらわは土佐藩主の娘です。わらわの周りには幼少の頃から、『家柄』が良く、『容姿』も良く、『頭』も良く、『才能』もあり、『性格』も良い人たちばかりに育てられ、接してきました・・。」

夫 「は~それはなんとなく分かりますが・・それでなんでワシのコトを・・?」

お姫様 「まだ、話に続きがありまする・・このままいけば、わらわはどこかの藩主の息子か家老の息子と婚儀をされるでしょう・・つまり一流の家柄の方と・・。」

夫 「は~それもなんとなく分かりますが・・。」

お姫様 「・・・まだ、分からないのですか・・?」

夫 「はい。」

お姫様 「やはり・・・今日、いや、この2、3日わらわは土佐の町を見て周りました。それでも、あなた様ほど、ぐ~たらそうで、だらしない格好で、何も考えてなさそうで、幸薄そうな人を見つけるコトが出来ませんでした・・おそらく日本中探したとしても・・。」

夫 「はあ~。」

お姫様 「ようするに・・わらわは、優れた男は嫌いなのじゃ・・あなた様のような、ぐ~たらでどうしようもなく、救いがたい男がわらわの好みなのじゃ・・なんというか・・守ってやりたいというか・・。」

びっくりした夫 「 !!! 」   また次回。

この物語はほとんどフィクションです


2008年07月07日(月)

びしゃご (30) 室戸荘

侍A  「おまえら!どけーい!姫様のお通りじゃ!」

びしゃご 「はい!すいません!」

びしゃごたちの方を見つめる姫 「・・。」

  侍数人と姫様がびしゃごたちの横を通り過ぎました。

漁師A 「ほう~、あれが土佐の姫様か・・まだ若いが、カワイらしかったの~ニヤリ(微笑)」

紀州からの漁師達(3名) 「はっはっは!おぬしなど相手にもされぬわ!(笑)」

漁師A 「うるさいわい!(怒)」

   しばらくして、庄屋が来ました。

庄屋 「おまたせさん!家老殿もクジラ漁のハナシに興味をしめしての~すぐにでも会ってくれるそうじゃ!」

びしゃご 「良かったですね♪大将さん♪」

大将 「ああ・・。」

庄屋 「では、城の中に参ろうか?びしゃごさんと旦那さんは、ココでしばし待たれよ。」

びしゃごと夫 「はい。」

    びしゃごと夫以外の人達は城門をくぐり中に入って行きました。

びしゃご 「・・・あなた、うまくいくと良いですね。」

夫 「ああ・・びしゃご、ココで立って待つのもアレやき・・あそこの木の下で待とう。」

  びしゃごと夫は松ノ木の日陰へ・・。

びしゃご 「こうして、あなたと二人っきりになるのは久しぶりですね・・。」

夫 「ああ・・びしゃご・・紀州におる時も、ずっとおまんに会いたかった・・。」

びしゃご 「あなた・・。」

   その時!一人の虚無僧がびしゃごたちの前に立ち笛を吹き出しました。

虚無僧 「ピー!ピー!ピー!」

夫 「なんじゃい!おまんは!人の邪魔をするなっちゃ!」

   虚無僧は夫の威勢に少しとまどいましたが、すぐにマスクをはずしました。(すいません。虚無僧のかぶってるモノの名前が分からずに、ココではマスクにさせていただきました・・。)

夫 「 !! 」

びしゃご 「あなたは!」  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

びしゃご (30) 室戸荘

侍A  「おまえら!どけーい!姫様のお通りじゃ!」

びしゃご 「はい!すいません!」

びしゃごたちの方を見つめる姫 「・・。」

  侍数人と姫様がびしゃごたちの横を通り過ぎました。

漁師A 「ほう~、あれが土佐の姫様か・・まだ若いが、カワイらしかったの~ニヤリ(微笑)」

紀州からの漁師達(3名) 「はっはっは!おぬしなど相手にもされぬわ!(笑)」

漁師A 「うるさいわい!(怒)」

   しばらくして、庄屋が来ました。

庄屋 「おまたせさん!家老殿もクジラ漁のハナシに興味をしめしての~すぐにでも会ってくれるそうじゃ!」

びしゃご 「良かったですね♪大将さん♪」

大将 「ああ・・。」

庄屋 「では、城の中に参ろうか?びしゃごさんと旦那さんは、ココでしばし待たれよ。」

びしゃごと夫 「はい。」

    びしゃごと夫以外の人達は城門をくぐり中に入って行きました。

びしゃご 「・・・あなた、うまくいくと良いですね。」

夫 「ああ・・びしゃご、ココで立って待つのもアレやき・・あそこの木の下で待とう。」

  びしゃごと夫は松ノ木の日陰へ・・。

びしゃご 「こうして、あなたと二人っきりになるのは久しぶりですね・・。」

夫 「ああ・・びしゃご・・紀州におる時も、ずっとおまんに会いたかった・・。」

びしゃご 「あなた・・。」

   その時!一人の虚無僧がびしゃごたちの前に立ち笛を吹き出しました。

虚無僧 「ピー!ピー!ピー!」

夫 「なんじゃい!おまんは!人の邪魔をするなっちゃ!」

   虚無僧は夫の威勢に少しとまどいましたが、すぐにマスクをはずしました。(すいません。虚無僧のかぶってるモノの名前が分からずに、ココではマスクにさせていただきました・・。)

夫 「 !! 」

びしゃご 「あなたは!」  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年07月02日(水)

びしゃご (29) 室戸荘

   びしゃごたちは高知城に向かうため、吉良川の城下町を通りました。


庄屋 「貧しい室戸でもココは、にぎやかじゃな~。」

   びしゃごたちがよろず屋の前を通ったとき。

よろずや 「庄屋さん!お茶でもどうだい!」

庄屋 「そうじゃな・・みなさん、ちょっと一休みでも・・?」

夫 「庄屋さん・・ワシはカネ持ってないぜよ・・。」

びしゃご 「わたしも・・。」

大将 「ワシも。」

紀州からの漁師たち 「ワシらも!」

漁師A 「ワシもじゃ!」

庄屋 「うっ・・しかたない・・お茶を八つ頼む。」

びしゃごたち 「やったー!」

よろず屋 「まいどあり!」

   しばらくして・・お茶とまんじゅうが出てきました。

よろず屋 「はい!おまち!」

庄屋 「ありがとさん♪ほ~う、羽根町の「お倉まんじゅう」か、ワシはこれが大好物じゃ♪うん、うまい!」

  注:「お倉まんじゅう」は室戸市羽根町の名物です。非常においしいです♪

びしゃご 「はじめて食べましたが・・美味しいですね♪」

紀州からの漁師たち 「久しぶりに甘いものをたべたわい♪」

庄屋 「みなさん、そろそろ行きますよ。ではコレは勘定じゃ。ごちそうさん。」

よろず屋 「ありがとうございます♪」


  びしゃごたちは翌日に高知城に着きました。

夫 「始めて見るが・・でっかい城じゃの~。」

庄屋 「では・・ワシは家老さまに会える様に話てくるから、みなさんココでしばらく待たれよ。」

  庄屋は受付に行きました。しばらくして・・城下町の方から数人のお侍さんが来ました。

  また次回。

この物語はほとんどフィクションです


2008年06月16日(月)

びしゃご (28)  室戸荘

  
  びしゃごたちが「庄屋の家」についた時、家の中では、庄屋が独り言を・・。

庄屋 「はぁ~(タメ息)本当にこの村は貧しいの~・・まあ、土佐自体が貧しい土地やき仕方ないか・・はぁ~(タメ息)」

  その時、びしゃごたちが家の中に・・。

役人AB  「庄屋どの~失礼します。」

庄屋 「これは、お役人さん。どうかしました?」

役人A 「じつは・・。」

   役人は紀州からの漁師たちが室戸に来た理由を、庄屋に話しました。

びっくりした庄屋 「なーんと・・!・・それはまことか?お役人さん。」

役人B 「はい。びしゃごさんが、この者どもを、土佐でクジラ漁をさせるべき・・・と言うのでとりあえず庄屋殿のもとに・・。」

びしゃご 「どうか!おねがいします!」

庄屋 「・・・。」

夫 「ワシからもおねがいします。」

庄屋 「・・・アンタたちが、頭を下げることはないぜよ。この村・・いや、土佐にとってもウマイ話かもしれん・・。」

びしゃご 「良かった!」

庄屋 「たしかに国抜けは罪じゃが、この日本の各藩は、技術や知恵を持つ民をあちこちで引き抜いておる・・。ましてや、この貧しい土佐ではクジラ漁の知恵と技術はのどから手がでるほど、欲しいはずじゃ。」

びしゃご 「良かったですね!大将さん!」

大将 「ああ。」

庄屋 「すぐにでも、家老さまにお願いしに行こう。では、紀州からの漁師さん、ワタシに同行おねがいします。」(注:大名は参勤交代で不在のため)

大将 「はい。」

びしゃご 「あの~ワタシたちも一緒に行ってかまわんですか?」

庄屋 「別にいいぜよ。」

びしゃご 「では、おともします♪」

   びしゃごたちは土佐の高知城に向かいました。  また次回。

  この物語はほとんどフィクションです。

2008年06月03日(火)

びしゃご (27話)

  びしゃごたちは坂本につきました。

夫 「大将!ココが坂本ですよ。」

  その時、室戸の役人が来ました。

役人A 「おい!ソコの4人・・おまんら室戸じゃ見ん顔やが・・。」

役人B 「おまんら4人・・こっち来~い!」

   大将たち4人は役人に呼ばれました。

夫 「う、まずい・・大将は紀州に人やき・・バレたらやばいぜよ・・。」

漁師A 「た、大将・・どうしましょう・・?」

大将 「びしゃご殿、ワシはどうしたらいいと思う?」

びしゃご 「え?・・大将はこの室戸を・・土佐を日本一のクジラの町にするために紀州を捨て室戸にきたのですから・・堂々とするべきです!」

夫 「へ?びしゃご・・堂々ちゅうても・・国抜け重罪やぞ・・。」

びしゃご 「・・・ワタシがあのお二人(役人)を説得します。ついて来てください。」

  びしゃごたちは役人のもとに歩みました。

役人A 「お♪びしゃごちゃんもいたんか~♪」

役人B 「びしゃごさん!おはようございます!」

びしゃご 「あの~この人達は紀州から来た人たちです・・。」

役人AB 「 !! なんじゃとー!・・・びしゃごさん!よく知らせてくれた!大手柄じゃ。」

びしゃご 「あの~この人たちは・・」

   びしゃごは役人に大将たちが室戸に来たワケを話ました。

びしゃご 「これから室戸、土佐の礎(いしずえ)になる・・この人たちを影でコソコソ鯨漁をさせるのですか!!!」

役人AB 「う、・・ワシらに言われてもな~。・・よし!上の者に聞いてみよう・・。」

びしゃご 「ありがとうございます!大将さんなんとかなりそうですよ♪」

大将 「びしゃご殿・・すまんな・・。」

漁師A 「う~ん・・びしゃごさんは普段はやさしいが気の強いところもあるんじゃの~・・どうしてあんなオトコのヨメになったんやろう~?なぞじゃ・・。」

びしゃご 「ふふ、土佐ではオトコを「いごっそう」。オンナは「はちきん」って言うんですよ♪今度、説明しますね。」

役人 「では、ついてまいれ。」

  びしゃごたちは庄屋のもとにむかいました。  また次回。

  この物語はほとんどフィクションです

2008年05月22日(木)

びしゃご (26)  室戸荘

寺小屋の先生 「そちらの漁師さん・・最終解答(ファイナルアンサー)?」

漁師A 「・・最終解答(ファイナルアンサー)!」

うつむいた寺小屋の先生 「・・・・・・・。」

心配そうな漁師A 「・・先生!どうなんですか・・!?」

寺小屋の先生 「・・・・正解!!!」

漁師A  「やったー!会計係りはワシに決まりじゃ!(笑)」

   五助と六助は帰り出しました。

五助 「・・つまらん。」

六助 「時間の無駄やった・・早う帰ろ。」

  紀州からの漁師達もつぶやきました。

紀州からの漁師達 「あ~・・アイツが勝ってもおもろないな~(アクビ)」

漁師A 「おい!おまえら!・・・まあ良い・・大将!では金庫番はワシという事で♪」

大将 「いや、ちょっと待て・・びしゃご殿。ソロバンは零の答えになっておるが・・どうして答えなかったのじゃ?」

寺小屋の先生 「・・たしかに・・びしゃごはちゃんとソロバンをはじいて零になっていました。」

びしゃご 「・・・・。」

   その時、外で時間を潰していた夫が来ました。

夫 「びしゃご・・負けたのか?まあ仕方がない・・。」

びしゃご 「あなた・・すいません。」

大将 「・・・・まあ勝負だからな! オマエが金庫番で決まりじゃ。」

漁師A  「はい・・必ず一両の狂いもなく!おまかせを・・・(ニヤリ)」

夫 「では、大将たちの住む場所をこれから探すぜよ・・・坂本(村の集落の名)にでも行ってみるか!」

大将 「すまんな。」

夫 「いえいえ。困った時はお互い様やき。気にしないでください。ほれ、びしゃごも来い。」

びしゃご 「は、はい。」

    びしゃごたちは坂本へ行きました。  また次回。

この物語はほとんどフィクションです。

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2008年05月10日(土)

びしゃご<25>  室戸荘

寺小屋の先生 「では・・わたしの出す問いに答えてください。いいですな?」

びしゃごたち 「はい。」

寺小屋の先生 「五両たす三両は?」

漁師A 「八両じゃ!」 夫「・・・。」 びしゃご 「八両です。」


寺小屋先生 「お二人正解・・では・・十両たす十両は?」

漁師A  「二十両じゃ!」 夫「・・・。」 びしゃご「二十両です。」

寺小屋先生 「お二人正解・・では・・百二十四両たす五百八十九両は?」

漁師A 「・・・七百十三両。」 夫「・・・。」 びしゃご 「七百十三両です。」

寺小屋先生 「お二人正解・・では」

夫 「ちょっと待っつぜよ!ワシは今日は体調がすぐれんき、抜けさせてもらうぜよ・・。」

寺小屋先生 「はい、分かりました。では残ったお二人で続けましょう。」

   夫は席を立ちました

漁師A 「お?降参か?ははは(笑)」

夫 「・・・びしゃご、後は頼んだぞ。」

びしゃご 「・・・あなた。」

五助と六助と紀州からの漁師達 「びしゃご!頑張れ!」

びしゃご 「・・・。」

漁師A 「ク、うるさいやつらじゃ・・先生、始めてくれ!」

寺小屋先生 「では、次は難問ですよ・・39+39+39+39ー59-14-28-12-43=?」

漁師A 「むむむ・・・零じゃ・・。」

びしゃご 「・・・わかりません。」  また次回。

  この物語はほとんどフィクションです

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2008年04月28日(月)

びしゃご 『24』 室戸荘

 
夫  「大将・・気になる事って?」

大将  「あぁ・・じつは・・言いにくいんだが。」

夫  「・・なんですか?」

大将  「どこかワシらが住んでもよいトコはないかなと思ったんじゃ。」

夫  「そういう事ならワシに任せてください!明日の朝、寺小屋であのオトコを蹴散らした後で一緒に探しましょう!」

大将  「なにからなにまですまない・・。」

夫  「いえいえ!」

    そして宴は夜遅くまで続きました。そして翌朝・・。

  寺小屋に夫と漁師Aはソロバン対決に・・びしゃごと大将、五助と六助、紀州からの漁師3名がそれに付いて行きました。


寺小屋の先生 「え~・・それではそろそろ始めましょうか・・・。」

五助と六助 「がんばれよ~。」

夫 「おうよ!まかしちょき。今日はコイツの命日じゃ・・ニヤリ。」


紀州からの漁師3名 「がんばれよ~。」

漁師A 「フフフ・・こ~んなボンクラに負けるきがせんわい(笑)」

夫  「 ! このヤロウ~・・。」

   夫が漁師Aに言い返そうとした時。

びしゃご 「・・あの~わたしも参加させてもろうてもいいですか?」

大将  「別にかまわんが・・びしゃご殿はソロバンができるのか?」

びしゃご  「はい、むかしおじいちゃんに教えてもらってたんです。自信はないですけど・・久しぶりにソロバンをはじきたくなったもので・・。」

大将 「そうか、では、びしゃご殿も入るがよい。」

   びしゃごは座りソロバンをおきました。

五助と六助と紀州からの漁師3名  「びしゃごー!! 頑張れー!!」

びしゃご  「はい!頑張ります!」

大将  「では、そろそろ始めるか・・先生お願いします。」   また次回。

  この物語はほとんどフィクションです

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2008年04月14日(月)

びしゃご(23)  室戸荘

そして、その夜・・・

六助のヨメ 「びしゃごちゃん、マンボーの味噌だき作って持てきたで!」
びしゃご  「ありがとうございます!」

六助のヨメ 「ほ~~♪こりゃまた、たくさんのゴチソウやね!」
びしゃご  「はい!」
六助のヨメ 「サバの姿寿司、魚めし、猪鍋、カツオのタタキ、ナガレの塩焼き、それにワタシの持って来たマンボーの味噌だき・・・ごめんヨダレがでてきたわ♪」

農家の若い衆 「びしゃごさ~ん、酒を持ってきました~!」

六助のヨメ 「酒もキタみたいやね、そろそろ浜に運ぼうか?」
びしゃご  「はい!」

そして、浜にゴチソウと酒が運ばれ篝火も用意しました。そして、夫と大将と紀州からの漁師達と村中の人たちが歓迎会に来ました。

夫 「それじゃ~始めますか。大将!まずは挨拶をお願いします!」

大将 「あぁ、・・・みなさんこの度はこのような席を用意して頂いたことを感謝します。ワタシたちはこの室戸を日の本一のクジラの町になることを約束します!」

人々 「わー!パチパチ!」

夫 「それじゃぁ、大将!酒と室戸のゴチソウを召し上がってください!」

大将 「いただきます。・・・これはなんの肉じゃ?」
びしゃご 「それは、猪鍋です!」
大将 「うまい!びしゃごさんは料理が上手だな。」
びしゃご 「ありがとうございます!」

大将 「この貝はすごくうまいな~。」
びしゃご 「それは「ナガレコ」といいまして、この辺の海でとれるんです!美味しいでしょ!」
大将 「こんなうまい貝は食べたことがない・・・。」

大将 「この寿司も最高じゃ!この魚めしのサカナはなんじゃ?」
びしゃご 「それは非常に珍しいサカナで金目鯛です!」
大将 「この絶妙な醤油の量と塩加減に金目鯛の風味が・・なんとも言えん・・最高じゃ・・。」
びしゃご 「ありがとうございます!」

大将 「この・・・カツオを焼いたのはなんじゃ・・?・・こんな料理の仕方は知らん・・。」
びしゃご 「あ、・・それはワタシが考えた料理なんです・・。いつもはサバでやってるですが・・今日はカツオでしてみました。」
大将 「どれ・・ひとくち・・」
びしゃご 「あ、塩をかけて食べてください。」
大将 「パク、モグモグ・・・ ! ウマイ! サカナをこんなふうな料理しようと考えたとは・・びしゃごさん!これはひょっとしてスゴイひらめきかも知れんぞ・・・。」
びしゃご 「え~そんなことないです・・。」

大将 「最後にコレじゃな・・強烈な臭いがする・・。」

六助のヨメ 「それはワタシが作ったんだよ!大将!」

大将 「ウマイ!コレは酒がすすむな~・・コレはなんの肉ですか?」
六助のヨメ 「それはマンボーだよ!作り方を教えちゃろか?」
大将 「う・・・マンボー!マンボーなんて食えるのか・・。」
六助のヨメ 「あたりまえやん!ココじゃゴチソウやっちゃ!作り方はね~

① 「マンボーをぶった切り!内臓を取り出す!」

② 「内臓は肝と腸以外は畑の肥やしだよ!」

③ 「身と腸を切る!びしゃごちゃんは包丁使いゆうけど、わたしゃぁ素手で全部やりますわ!」

④ 「鍋に酒を煮きらせ!取っておいた肝をこの手ですり潰し!鍋にほりこむんだよ!」

⑤ 「そして!味噌をぶち込むのさ!そして!身と腸を鍋にいれ、火が通るまで全力でかき混ぜるんだよ!」

⑥ 「出来上がり!やっぱり・・おいしく作るには愛情ね・・・♪分かったかい?」

大将 「・・・分かりました。」

そして宴はすすみ・・・

夫 「大将!今夜は楽しいですな~♪」
大将 「あぁ、最高だ・・・だが一つ気になることが・・。」

夫 「・・・なんですか?」     また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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2008年04月07日(月)

びしゃご【22】 室戸荘

夫  「びしゃご!この人が紀州では大変お世話になった大将や。」
びしゃご  「そうなんですか・・夫がご迷惑をおかけしました・・。」
大将  「・・い、いや、全然・・め、迷惑なんて・・そんな・・。」
夫  「この人と・・ココにおる他の人ら~が室戸で鯨漁を始めるんじゃ・・。」
びしゃご  「あなたは何をするんですか・・?」
夫  「ワシは勘定係じゃ!」
びしゃご  「あなたソロバンできました?」
夫  「じつは、ワシはの~ソロバンができるっちゃ。」
びしゃご  「知らんかったです・・。」
夫  「というわけで、大将、ワシが勘定係でかまんですよね?」
大将  「あ、あぁ・・別にいいと思うが。」

漁師A  「ちょっと待ったー!!」
夫  「なんじゃい・・?」
漁師A 「・・勘定係はワシがやろうと思っとったんや・・、だいいちコンナ田舎村の中途半端なしがない漁師のアンタがソロバンをホンマにできるんか?(微笑)」
夫  「なんやとー!そっちこそウドの大木やろ~が!」
漁師A 「フフフ・・アンタ知らんのやな~ワシは子供ん頃は「神童」って村中の人達にいわれていたくらい頭が良かったんじゃ・・。」
夫  「 ! な、なに!」
漁師A 「フフフ(微笑)」

びしゃご 「あした、寺小屋に行ってどっちがソロバン上手にはじけるか比べたらどうですか・・そうですよね大将さん?。」
大将  「あ、ああ・・・そうすれば良いと思う。」

翌日、寺小屋で夫と漁師Aとのあいだでのソロバン対決が決まりました。

夫  「勘定係はワシじゃ・・! 絶対負けんで!」
漁師A 「明日が楽しみやの~(微笑)」

びしゃご  「お二人さん!夫も帰ってきたし、みんなの歓迎もあるき、今日はゴチソウをつくりますよ。」
夫  「お~びしゃご、頼むわ!」
びしゃご  「せっかくやき、近所の人達も呼びましょう!」

びしゃごはみんなの歓迎祝いの料理を作り始めました。  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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2008年03月31日(月)

びしゃご 21 室戸荘

びしゃご  「あなた!お帰りなさい・・・。」
高僧  「むぅぅぅぅ・・。」

高僧はさっとムラムラダケをフトコロに隠しました。

びしゃご  「あなた、無事でなによりです!」
夫  「あぁ、ちゃんと紀州に行ってクジラの漁法を持って来たで・・。」
びしゃご  「えぇ~・・ほんの数日で~・・また冗談を~・・。」
夫  「フフフ・・本当やっちゃ。」
びしゃご  「はぁ~・・。」
高僧 「ワシはそろそろ失礼するぞ。」
びしゃご  「どうもありがとうございました。」
高僧  「うむ・・。」

高僧は家を出て、たくさんのムラムラダケを六助の家に投げ入れました。

夫  「坊さんなにしに来たんじゃ?」
びしゃご  「お坊さんがキノコを差し入れに来てくれたの。」
夫  「そうか・・それじゃ~みんなを呼ぶで~。」
びしゃご  「は?」

夫  「大将ー!みんなー!上がってください!」

夫は大将たちを呼びましたが、返事がありませんでした。

夫  「ありゃりゃ・・みんなドコに行ったが~やろ~・・?」
びしゃご  「まぁ、あなた冗談ばっかり(怒) わたしはあなたが無事に帰って来てくれたので十分です。稼ぎが良くなる方法はまた二人で考えましょう。」
夫  「ほんとに漁法を持って来たのに~・・。」
びしゃご  「・・・村のみんなからたくさん差し入れをもらったき、これでゴチソウをつくりますね♪」
夫  「そんな~・・。」

びしゃごがゴチソウをつくろうとした、その時、漁師Aと紀州からの漁師達がきました。

夫  「おまんら~ドコに行っちょったんじゃ!」
漁師A 「いや~ほんまにアンタのとなりの家の夫婦はお盛んやね~♪」
夫  「はぁ?ところで大将は?」
漁師達  「そろそろ来ますわ。」

びしゃご  「あなた、お客さんですか?」

その時、大将が来ました。

大将  「・・女の人があんなに凄まじいもんやったとは・・・。」

大将はびしゃごのカオを見ました。

大将  「!!!」      また次回。

この物語はほとんどフィクションです

(報告) 
室戸荘ホームページができましたが・・検索エンジンひっかかりません・・ですが、「muroto☆soul☆のブログ」は楽天ブログで開いてますので、ぜひぜひ見てください!


2008年03月24日(月)

びしゃご⑳   室戸荘

高僧がびしゃごに近づいた、その時。

びしゃご  「は!?・・お坊さんヨダレを垂らしてどうしたんですか。」
高僧  「・・・・びしゃごの後ろにある、アザミがあまりにウマそうだったもんでな。」

(注:あざみとは浜にはえていて、天婦羅にすると美味である。山あざみもあります、今の時期が旬である。)

びしゃご  「そうですか、はい、どうぞ!」
高僧  「うむ・・パクパク。」
びしゃご  「わたしこのキノコを食べたあとの記憶がないんです・・わたしなんか変なコトしてなかったですか・・?」
高僧  「いや、まったくしてないぞ・・おぬしキノコを食べたあと、少し眠っていただけじゃ。」
びしゃご  「そうだったんですか、よかった。」
高僧  「・・よし、ワシがムラムラダケを山から採ってきて、また料理してやろう!」
びしゃご  「えっ・・なんか悪いですよ。」
高僧  「・・・ひとの好意は受けるものじゃぞ!」
びしゃご  「すいません!」

高僧はびしゃごの家を出て急いでムラムラダケを山に採りに行きました。

高僧  「・・・キノコの食べた量が少なかったからじゃな・・もっとたくさん食べさせれば・・。」

途中・・六助の家から六助の悲鳴が聞こえました。

高僧  「・・・・。」

そして高僧は山から、たくさんのムラムラダケを採り、うれしそうにびしゃごの家に戻りました。

高僧  「これだけキノコがあれば安心じゃ・・・。」

途中・・六助の家からは悲鳴が聞こえなくなっていました。
そして、びしゃごの家に到着。

びしゃご  「まぁ、お坊さん・・そんなにたくさんキノコを・・ありがとうございます!」
高僧  「うむ・・さてキノコを料理するぞ・・。」

高僧はすぐにキノコを焼いてびしゃごに出しました。

びしゃご  「いただきます!」
高僧  「残さず食べるがよい・・。」
びしゃご  「はい。」

その時!

夫  「びしゃご!帰ったぞ!」     また次回。

この物語はほとんどフィクションです
(報告)
室戸荘ホームページが明日か明後日に立ち上げる予定です。
業者さんの作ったホームページのようにキレイではないかもしれませんが・・ヤル気と心はこもっています!
ブログでは、いろいろなコトを書いていくつもりです。
ホームページができたらまた報告します!

2008年03月17日(月)

びしゃご⑲   室戸荘

びしゃごがムラムラダケを口に入れようとした時、六助のヨメが来ました。

六助のヨメ 「ちょっと!びしゃごちゃん!」
びしゃご  「あら、六助さんの奥さん、どうしました?」
六助のヨメ 「マンボー返してもらえん、うちく食料がないき。」
びしゃご  「そうだったんですか・・すいません・・どうぞ・・。」
六助のヨメ  「びしゃごちゃんは悪くないきねぇ・・帰ったら、うちの夫をシカらんと・・。」
びしゃご  「なんか、すいません・・。」
六助のヨメ  「あら、このイモもろうてかまん?」
びしゃご  「どうぞ。」
六助のヨメ  「米もかまん?大根も?まんじゅうも?」
びしゃご  「え、・・どうぞ・・。」
六助のヨメ  「ありがとさん♪」

そして・・六助のヨメが持って来たフロシキはいっぱいに満たされ、びしゃごの食料はだいぶ減りました。

六助のヨメ  「ん~・・びしゃごちゃん、おいしそうなキノコ食べゆうやん、ワタシにも一口食べさせて!」
びしゃご  「どうぞ。」
高僧  「そ、それは・・むうぅ・・・!」
六助のヨメ  「パクパクん~・・・おいしいわ!こんなうまいキノコはじめてやわ!さて・・そろそろ帰って夫をシカらんと・・それじゃまたね~。」

六助のヨメはムラムラダケをほとんど食べて、家に帰りました。

高僧  「なんという女じゃ!」
びしゃご  「どうしました?」
高僧  「びしゃご!おぬしはハラがたたんのか!」
びしゃご 「いえ、べつに。」
高僧  「・・・・まあよい・・残ったキノコを食べるがよい・・。」
びしゃご  「あっ、はい、いただきます!」

びしゃごは残ったわずかのムラムラダケを食べました。

びしゃご  「お坊さん!このキノコすごく美味しいですよ!」
高僧  「うむ・・そうじゃろぅ・・・。」
びしゃご  「ごちそうさまでした。」
高僧  「どうじゃ・・だんだんキモチもカラダも・・・元気になってきたか・・・?」
いろっぽいびしゃご  「お坊さん・・わたし・・だんだん変な気分になってきました・・。」
高僧  「うむ・・そうじゃろう・・。」
いろっぽいびしゃご  「はぁ・・お坊さん・・。」
高僧  「わしもそろそろがまんできんぞ・・。」
いろっぽいびしゃご  「お坊さぁ~ん・・。」
高僧  「びしゃご~~・・♪♪♪。」

高僧はびしゃごのもとに歩みよりました・・・。

  また次回。  この物語はほとんどフィクションです


2008年03月12日(水)

びしゃごー登場人物編ー 室戸荘

「びしゃご」に今まで出てきた全人物を紹介します。

    土佐

(びしゃご)  ヒロイン。昔々、室戸に実在したといわれる悲劇の絶世の美女「おさご」さんがモデルです。人を疑うコトを知りません・・。

(夫)  びしゃごの亭主。ぐ~たらでサバ以外の魚を釣ったことがありません。

(大名)  土佐山内家大名。物語の重要な存在。

(側近)  大名の側近。

(五助と六助と六助のヨメ)  室戸岬の住民。

(高僧)  土佐一の高僧。びしゃごの真のカオを見て性格が変わる。

(弟子)  高僧の弟子。逃亡中・・。

(農家の若い衆)  びしゃごのファン達。

    紀州

(大将)  紀州一の羽刺(もりうち) 男前。後の室戸鯨組の創始者。

(漁師A)  大将の子分。自称紀州一の力持ち。自称大将の懐刀(ふところがたな)等など。

(紀州からの漁師達)  3名。大将の子分。

(網元の長男、次男)  大将の兄達。

(荒くれ者たち)  夫の夢にでてきた凶悪そうな人達。

(巫女)  那智大社の巫女。大将に一目惚れ・・。

   その他

(佐喜浜町の備長炭) 非常に良質。夫がびしゃごのカオにつけようとしたが、失敗した。

(マンボー)  六助がびしゃごに差し入れしたサカナ。非常に美味である。

(ムラムラダケ)  いかにも怪しいキノコ・・。

まだまだ登場人物は増える予定ですので、次回からもぜひぜひ見てください!

2008年03月10日(月)

びしゃご⑱   室戸荘

夫と大将たちが紀州をでて数日後・・

   びしゃごの家

六助  「びしゃご~♪失礼するぞ~♪」
びしゃご 「あら、六助さん。」
六助  「今日は珍しいモンを釣ったき、びしゃごに差し入れじゃ!」
びしゃご 「コレはマンボーじゃないですか!いいんですか・・。」
六助  「えいえい、気にしなや、アンタの旦那と違ってワシはサバ以外の魚も釣れますんで。覚えといてくださいな!」
びしゃご 「はい!ありがとうございます・・助かります。」
六助  「どういたしまして!またね~♪」

(注;マンボーは室戸では良く食べられる食材であり、マンボーの味噌煮込みは非常に美味である)

びしゃご 「ほんとにみんな、やさしい人で助かるわ・・・みくろ洞のお坊さんからは、たくさんキノコを頂いたし・・五助さんからはイモを頂いたし・・・六助さんからはマンボー・・・農家の若い人達からはお米を・・他の方にもいろいろ・・・。」

夫が紀州に行っているあいだに、びしゃごの家にはたくさんの食料があふれんばかりになっていました。

びしゃご  「こんなにたくさん食料があれば、しばらくのあいだは安心ね♪・・・・だけど、お坊さんから頂いたキノコの中に変な色したキノコがいくつかあるのが気になるわ・・。」

その時、高僧がびしゃごの家にきました。

びしゃご 「あ、このあいだはありがとうございます!」
高僧  「わしのこのあいだのキノコは食べたか・・?」
びしゃご  「いえ、まだです・・。」
高僧  「さようか・・しかしたくさんの数の食料じゃな・・・。」
びしゃご  「はい、みなさんが差し入れしてくださって。」
高僧  「さすがじゃな・・。」
びしゃご  「は?」
高僧  「いや、なんでもない・・。ところでびしゃごよ・・」
びしゃご  「はい。」
高僧  「ワシがこのあいだ持って来た、キノコを料理してやろう!あの中にムラムラダケというキノコがあるのじゃ・・それを食べればキモチもカラダも元気になるぞ・・。」
びしゃご  「ありがとうございます。」
高僧  「うむ・・。」

そして高僧はキノコを焼いてびしゃごに出しました。

びしゃご  「それじゃあ、お坊さんいただきます。」
高僧  「うむ、良く味わって食べるがよい・・。」   また次回。

この物語はほとんどフィクションです

2008年03月03日(月)

びしゃご⑰   室戸荘

夫  「若頭・・・どうやって室戸岬に行きましょう?」
若頭 「う~ん、ソレをワシも考えてるが・・・。」
夫  「・・・・。」
若頭 「・・・とりあえず、村に帰るか・・。」
 
夫と若頭は、地元の村に一旦帰りました。
そして浜に行き・・・

若頭 「かなり危険やけど・・舟で行く!・・コレしかないか・・・?」
夫  「は~・・二人だけで逆流の海を・・たしかにかなり危険ですね・・・。」
若頭 「・・・・。」

その時

漁師A  「若大将ーー!」
若頭 「おまえたち、どうしたんだ。」
  
漁師Aが3人の漁師を引き連れてやってきました。

漁師A 「若大将、ワシをはじめ四名、若大将にどこまでもお供します!」
若頭  「おまえたち・・・。」
漁師A 「これからは若大将や若頭やなくて、大将と呼ばして下さい!」
大将  「好きなように呼んでくれ・・。」
夫  「これだけ人がおれば室戸岬にいけるかもしれんぜよ・・。」
漁師A 「・・・おい、あんた、ワシは