お姫様 「どうじゃ?わらわの目に狂いは無いじゃろう?」
夫 「・・・。」
お姫様 「さて・・今からわらわと土佐の町に遊びにゆくぞ・・。」
びしゃご 「お言葉ですが・・。」
お姫様 「そちはまだおったのか!はよ去れい!・・・あなた様(夫)、わらわの言うことを聞かねばココで大声で叫びますよ。そうしたら、あなたたち二人がどうなるかお分かりでしょう・・。(ニヤリ)」
夫 「!」
びしゃご 「!」
お姫様 「ふふふ・・。」
夫 「くっ・・びしゃご・・仕方がないココはお姫様の言う通りにするしかないぜよ・・。」
びしゃご 「あなた・・!」
お姫様 「さあ!行きますよ!」
夫 「はい。」
びしゃご 「あなたー!」
お姫様は夫を連れて、高知の城下町へ・・。
お姫様 「あなた様・・わらわは御腹が空いてきました・・ソコの料亭で中食をしましょう。」
夫 「はい。ですが、お姫様・・ワシはカネなんて持ってないぜよ・・。」
お姫様 「ふふふ・・。わらわが出してあげます♪」
夫とお姫様は、高級料亭に入りました。
料理屋の主人 「いらっしゃいませ。これはこれは、お姫様。今日は下人とお忍びでウチに食事にいらっしゃったのですね?今日は飛びっきりの美味しい料理を用意させていただきます・・。」
お姫様 「この者は下人などではない。わらわの愛人じゃ・・ふふ。」
料理屋の主人 「 ! そうでしたか・・。ではいい部屋を用意してますどうぞ。」
お姫様 「くるしゅうない。」
料理屋の主人はお姫様と夫を部屋に案内しました。
料理屋の主人 「では・・ごゆるりと・・。」
料理屋の主人は部屋を出ました。その時、運び人が話しかけてきました。
運び人 「主人・・あの小汚い男をウチの店に入れたらウチの品格が疑われますが・・。」
料理屋の主人 「しっ・・あの小汚く、だらしなさそうなオトコはお姫様の愛人らしい・・。」
運び人 「 ! なんですと・・では、相当身分が高いお方・・!?」
料理屋の主人 「うむ・・間違いない・・失礼のないように最高の料理と最高のおもてなしをするのじゃ・・。」
運び人 「はい!・・・しかし人は見かけによらないものだな~・・。」
高級料理屋はお姫様と夫にごちそうを作りだしました。 また次回。
この物語はほとんどフィクションです