びしゃご 66話 室戸荘
六助のヨメと六助は・・腰を落とし・・見合いました!
威嚇する六助のヨメ 「グルルゥゥゥ・・!」
六助 「ごく・・」
そして!両者の手は地面につきました!
高僧 「のこった!」
その直後! 六助のヨメの張り手が!!
六助のヨメ 「ふん!!!」
六助の顔を襲いました!
すると!
六助の首は180度回転!
室戸の村人達 「!!!」
家老・住職 「!!!」
夫 「六助!」
びしゃご 「六助さん!」
そして!六助のヨメは六助の回しを取り!
六助のヨメ 「どっせい!!」
六助を観客席に投げ飛ばしました!
高僧 「勝負あり! 早く!六助の手当てをせい! 手遅れになるぞ!」
投げ飛ばされた・・六助の元へ!
びしゃごと夫が!
びしゃご 「六助さん!」
夫 「六助!大丈夫か!?」
傷だらけの倒れた六助は・・
六助 「あううう・・・今回の相撲大会の・・ヨメの暴走と悪行は・・ワシのせいや・・ワシの力で・・アイツを・・なんとか止めたかったが・・ワシは・・亭主として・・失格やった・・がは!」
びしゃご 「六助さん・・(涙)」
夫 「六助・・(涙)」
その時・・
六助のヨメが・・六助の元へ現れ・・
六助の首を、くるっと元に戻し・・
六助をお姫様だっこしました・・
六助のヨメ 「あんた・・すまない・・やり過ぎた・・」
六助 「いや、いい・・こうなることも覚悟していた・・」
六助のヨメは・・ 大粒の涙を流しながら・・
六助のヨメ 「ワタシ・・あんたを傷つけて・・分かったよ!(泣)」
六助 「・・・」
六助のヨメ 「米一俵なんかより・・ワタシにとって・・あんたが・・一番の宝物だって・・ことが・・(涙)」
六助 「ヨメよ・・分かってくれたか・・(涙)」
六助のヨメ 「暴力は・・悲しみしか生まない・・ワタシは・・相撲大会を・・降りるよ・・米は惜しいけど・・」
六助 「ワシの様なダメな男でも・・最期くらいは・・夫らしい事ができたの・・」
六助のヨメは・・六助をお姫様だっこして何処へ・・
びしゃごと夫は・・去り行く・・
六助のヨメの背中を見つめながら・・
びしゃご 「あなた・・あれが本当の夫婦愛ですね・・(涙)」
夫 「ああ・・ (なんか良く分からんが・・あの化けもん(六助のヨメ)が辞退してくれて良かったぜよ♪」
また次回。
この物語はほとんどフィクションです