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2009年11月23日(月)

びしゃご 66話  室戸荘


    六助のヨメと六助は・・腰を落とし・・見合いました!


威嚇する六助のヨメ 「グルルゥゥゥ・・!」

六助 「ごく・・」

  そして!両者の手は地面につきました!


高僧 「のこった!」

  その直後! 六助のヨメの張り手が!!

六助のヨメ 「ふん!!!」


  六助の顔を襲いました!


  すると! 


  六助の首は180度回転!

室戸の村人達 「!!!」

家老・住職 「!!!」


夫 「六助!」

びしゃご 「六助さん!」


 そして!六助のヨメは六助の回しを取り!


六助のヨメ 「どっせい!!」

  六助を観客席に投げ飛ばしました!

高僧 「勝負あり! 早く!六助の手当てをせい! 手遅れになるぞ!」


  投げ飛ばされた・・六助の元へ!

  びしゃごと夫が!


びしゃご 「六助さん!」

夫 「六助!大丈夫か!?」


   傷だらけの倒れた六助は・・


六助 「あううう・・・今回の相撲大会の・・ヨメの暴走と悪行は・・ワシのせいや・・ワシの力で・・アイツを・・なんとか止めたかったが・・ワシは・・亭主として・・失格やった・・がは!」


びしゃご 「六助さん・・(涙)」

夫 「六助・・(涙)」

   その時・・

   六助のヨメが・・六助の元へ現れ・・

   六助の首を、くるっと元に戻し・・


   六助をお姫様だっこしました・・

六助のヨメ 「あんた・・すまない・・やり過ぎた・・」

六助 「いや、いい・・こうなることも覚悟していた・・」


  六助のヨメは・・  大粒の涙を流しながら・・


六助のヨメ 「ワタシ・・あんたを傷つけて・・分かったよ!(泣)」


六助 「・・・」


六助のヨメ 「米一俵なんかより・・ワタシにとって・・あんたが・・一番の宝物だって・・ことが・・(涙)」


六助 「ヨメよ・・分かってくれたか・・(涙)」

六助のヨメ 「暴力は・・悲しみしか生まない・・ワタシは・・相撲大会を・・降りるよ・・米は惜しいけど・・」


六助 「ワシの様なダメな男でも・・最期くらいは・・夫らしい事ができたの・・」

  六助のヨメは・・六助をお姫様だっこして何処へ・・


  
  びしゃごと夫は・・去り行く・・

  六助のヨメの背中を見つめながら・・


びしゃご 「あなた・・あれが本当の夫婦愛ですね・・(涙)」


夫 「ああ・・  (なんか良く分からんが・・あの化けもん(六助のヨメ)が辞退してくれて良かったぜよ♪」


  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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