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2009年11月30日(月)

びしゃご 67話  室戸荘

24番札所住職 「なんと!六助のヨメは棄権したのか?」

24番札所の小坊主 「はい。」

24番札所住職 「理由は分からんが・・それは困った・・家老様・・次の二回戦「おいも」の対戦相手がいなくなりました・・どうしましょう?」

家老 「・・・。 (六助のヨメか・・。 六助の首を折る・・あの凄まじい張り手・・土佐藩の武将として・・欲しい・・)」

24番札所 「家老様?」

家老 「あ? ああ・・全ての一回戦が終ったら・・ここに見物に来ておる、室戸の村人から集えばよい・・六助のヨメが辞退した今・・だれか参加希望者も出るだろう・・」

   そして・・

   次の対戦は「大将」vs「五助」


   大将の登場に!

   室戸中の女が黄色い声援を!

村の子供達(男女) 「おにいちゃん!がんばってー!」

村娘達 「大将ー!」

おなす 「きゃー!抱いてー!抱きしめてー!」

おいも 「勝ってー!婚儀してー!」

老婆 「アタシがもう少し若けりゃね~♪」

  まさに大声援!

漁師A 「さすがは大将・・すごい人気ですな~♪」

大将 「ああ・・ありがたいことだ・・。ううっ!」

  大将の膝に激痛が・・!

漁師A 「大将・・足・・本当に大丈夫なんですか・・?」

大将 「ああ・・応援してくれるみんなのためにも・・お前達、仲間(紀州からの漁師達)のためにも・・弱音は言ってられない・・」

漁師A 「大将・・・」

  一方・・

  大将の対戦相手「五助」が登場!

  五助の応援は・・


五助の父 「五助!がんばれよ!」

五助の母 「怪我しないようにね!」

   両親の二人だけ・・


五助 「別にいいぜよ・・。 今は「おとう」と「おかあ」の二人だけで・・。大将に勝てば・・村中の女子がワシのコトに惚れ・・そして、村の男達もワシのコトを尊敬するじゃろう・・。」


  その時!

びしゃご 「五助さん!がんばってください!」

  びしゃごの声が・・


  五助に力を・・

五助 「びしゃご!? びしゃごに応援されて・・負けてたまるもんか!」


   そして!

   試合開始!


高僧(行司) 「時間です!」


   大将と五助は塩をまき、

   腰を落しました


大将 「・・・。 (くっ・・膝が・・)」

五助 「・・・。 (ワシは・・・この試合で大将に勝ち・・。村人中から一目おかれる存在になり・・そして・・びしゃごに求婚を申し入れる! 前から思っておったが・・あの男(夫)では・・びしゃごは勿体無い!」


高僧(行司) 「はっけよい!」

  そして、両者の手はつきました!


  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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