びしゃご 63話 室戸荘
大将が土佐藩家老に相撲大会出場の意思を示したことで・・
相撲大会出場者達は・・・反応!
・・・相撲大会出場者達の控え室・・・
六助 「おい!やっぱり大将は相撲大会に出るらしいぜよ!」
六助のヨメ 「フフ・・あの行司(高僧)を買収しておいて良かったよ・・想定の範囲内だよ・・」
六助 「・・・。」
おいも 「おなす!大将がやっぱり出るんだって!」
おなす 「やったー!うふふ・・あの分厚い・・大将様の胸板に触れられるなんて・・・最高♪」
おいも 「ああ・・愛しの大将様・・。 ワタシ・・・どさくさにまぎれて・・・触っちゃおうかな♪」
おなす 「ちょっと!おいも!どこを触るのよ!?」
五助 「おい!大将が出場するみたいぜよ!」
夫 「ホンマか!?」
五助 「弱ったの~・・・。ワシは六助のヨメにも勝てる気がせんのに・・、ましてや大将になんて・・・無理や・・」
夫 「五助・・勝負はやってみんと分からんぜよ♪」
五助 「よし!そうやな!がんばるぜよ!」
夫は・・近くで座っている、
行司を務める高僧の方を見てアイコンタクトを・・
夫 「・・・。 (坊主♪しっかり頼むぜよ♪)」
高僧 「・・・。 (うむ、南無阿弥陀仏・・)」
その頃・・相撲大会の見物席には家臣Aの姿が・・
家老は見物客に大声で・・
家臣A 「室戸の民よ!現在・・相撲大会の出場者は7名じゃ!・・勝ちあがり戦をするには・・もう一人!必要じゃ!誰か我こそは相撲自慢という者はおらんのか!?」
家臣Aの言葉をニヤニヤしながら、びしゃごと漁師Aが聞いていました
漁師A 「ははは(笑) 我らが大将が出るんだぞ♪だれも怖がって出場せんわい♪」
びしゃご 「そうですよね♪ワタシも夫の応援で出場どころじゃありません♪」
その直後!
家臣A 「そうか・・お前達・・米一俵では不服なのか!・・いいだろう・・コレを見ろ!」
家臣Aは小判を一枚フトコロから取り出し!高々と上げました!
びしゃご 「!!!」
漁師A 「!!!」
室戸の村人達 「!!!」
家臣A 「この小判は家老様からの、優勝した者への祝儀じゃ!米一俵と小判一枚!おぬしらは・・・欲しくないか・・・?(ニヤ)」
室戸の村人達は・・ざわつきだしました・・
室戸の村人達 「ざわざわ・・」
漁師A 「くう~~~ 金で釣る気か~~~・・・さすがは土佐藩の武士・・。びしゃご・・金に釣られたらダメだぞ・・。怪我するかもしれんからな・・」
びしゃご 「・・・。」
家臣A 「では・・出場したい者がいれば・・奥の本堂にくるがよい・・」
・・奥の本堂・・
家老 「ちょんと言ったか?」
家臣A 「はい。小判で、村人はだいぶ反応してました・・」
家老 「そうか・・だれか来れば良いが・・」
その時・・ その場に・・
??? 「ワタシ・・・出場しようと思います・・」
家老 「ほう・・・おぬしが出るか?これは・・おもしろくなりそうじゃ・・」
??? 「夫だけでは不安ですので・・」
家老 「これでキマリじゃな・・組み合わせをこうじゃ・・」
★室戸相撲大会組み合わせ表★
『一回戦』
おなすvsおいも
六助vs六助のヨメ
びしゃごvs夫
大将vs五助
『準決勝』
おなす・おいもの勝者 vs 六助・六助のヨメの勝者
びしゃご・夫の勝者 vs 大将・五助の勝者 また次回。
この物語はほとんどフィクションです