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2009年10月19日(月)

びしゃご 63話   室戸荘


   大将が土佐藩家老に相撲大会出場の意思を示したことで・・

   相撲大会出場者達は・・・反応!


  ・・・相撲大会出場者達の控え室・・・

六助 「おい!やっぱり大将は相撲大会に出るらしいぜよ!」

六助のヨメ 「フフ・・あの行司(高僧)を買収しておいて良かったよ・・想定の範囲内だよ・・」

六助 「・・・。」


おいも 「おなす!大将がやっぱり出るんだって!」

おなす 「やったー!うふふ・・あの分厚い・・大将様の胸板に触れられるなんて・・・最高♪」

おいも 「ああ・・愛しの大将様・・。 ワタシ・・・どさくさにまぎれて・・・触っちゃおうかな♪」

おなす 「ちょっと!おいも!どこを触るのよ!?」


五助 「おい!大将が出場するみたいぜよ!」

夫 「ホンマか!?」

五助 「弱ったの~・・・。ワシは六助のヨメにも勝てる気がせんのに・・、ましてや大将になんて・・・無理や・・」

夫 「五助・・勝負はやってみんと分からんぜよ♪」

五助 「よし!そうやな!がんばるぜよ!」


  夫は・・近くで座っている、

  行司を務める高僧の方を見てアイコンタクトを・・

夫 「・・・。 (坊主♪しっかり頼むぜよ♪)」

高僧 「・・・。 (うむ、南無阿弥陀仏・・)」

   その頃・・相撲大会の見物席には家臣Aの姿が・・

   家老は見物客に大声で・・


家臣A 「室戸の民よ!現在・・相撲大会の出場者は7名じゃ!・・勝ちあがり戦をするには・・もう一人!必要じゃ!誰か我こそは相撲自慢という者はおらんのか!?」


 家臣Aの言葉をニヤニヤしながら、びしゃごと漁師Aが聞いていました


漁師A 「ははは(笑) 我らが大将が出るんだぞ♪だれも怖がって出場せんわい♪」

びしゃご 「そうですよね♪ワタシも夫の応援で出場どころじゃありません♪」

  その直後!

家臣A 「そうか・・お前達・・米一俵では不服なのか!・・いいだろう・・コレを見ろ!」


  家臣Aは小判を一枚フトコロから取り出し!高々と上げました!

びしゃご 「!!!」

漁師A 「!!!」

室戸の村人達 「!!!」

家臣A 「この小判は家老様からの、優勝した者への祝儀じゃ!米一俵と小判一枚!おぬしらは・・・欲しくないか・・・?(ニヤ)」

   室戸の村人達は・・ざわつきだしました・・

室戸の村人達 「ざわざわ・・」

漁師A 「くう~~~ 金で釣る気か~~~・・・さすがは土佐藩の武士・・。びしゃご・・金に釣られたらダメだぞ・・。怪我するかもしれんからな・・」

びしゃご 「・・・。」


家臣A 「では・・出場したい者がいれば・・奥の本堂にくるがよい・・」

   ・・奥の本堂・・

家老 「ちょんと言ったか?」

家臣A 「はい。小判で、村人はだいぶ反応してました・・」

家老 「そうか・・だれか来れば良いが・・」


  その時・・  その場に・・


??? 「ワタシ・・・出場しようと思います・・」

家老 「ほう・・・おぬしが出るか?これは・・おもしろくなりそうじゃ・・」

??? 「夫だけでは不安ですので・・」

家老 「これでキマリじゃな・・組み合わせをこうじゃ・・」

  
  ★室戸相撲大会組み合わせ表★

  『一回戦』

おなすvsおいも

六助vs六助のヨメ

びしゃごvs夫

大将vs五助

  『準決勝』

おなす・おいもの勝者 vs 六助・六助のヨメの勝者

びしゃご・夫の勝者 vs 大将・五助の勝者   また次回。


この物語はほとんどフィクションです

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