びしゃご 51 室戸荘
・・・江戸城一の門広場・・・
徳川家の爺 「殿。ココに座られよ。そなたら(土佐・伊予・讃岐藩主)はココ(地べた)じゃ。」
将軍 「うむ!」
白装束を着た土佐・伊予・讃岐藩主 「はい・・。」
将軍は用意されてた椅子に座りました。
徳川家の爺 「殿。これから布をかぶり顔を隠した、三人の女が出て来ます。殿の「顔を見せよ」の一声で・・三人の女は顔を見せます。慎重にお選びくだされ。殿から見て、まず・・右の女が土佐のびしゃご・・ド田舎の室戸岬の女です。」
将軍 「ははは!(笑)土佐藩主の申しておった日の本一の女か!(笑)」
徳川家の爺 「は、そして・・殿から見て真ん中の女が伊予藩が宇和島藩から連れて来た「タチバナ姫」でございます。」
将軍 「別に伊予藩でも宇和島藩でも別によいよい!(笑)」
徳川家の爺 「そして・・左の女が讃岐藩「瀬戸の花」と呼ばれる「さんご」です。なんでも前評判では一番間違いなしと言われおります。」
将軍 「ははは!(笑)楽しみじゃのー!(笑)」
徳川家の爺 「なお・・アチラの桜の木の下に切腹場と、この道50年の介錯の名人を用意しております。」
介錯の名人(老人) 「殿~!拙者にお任せあれ~!」
白装束を着た土佐藩・伊予・讃岐藩主 「・・・。」
将軍 「あい分かった!では、女を連れて来い!」
徳川家の爺 「は!では・・三人方を呼んで来い!」
侍 「は!」
侍は「びしゃご」と「さんご」と「タチバナ姫」を呼びに行きました。
侍 「では・・ワタシについて参られよ。」
布で顔を隠すびしゃご 「はい。緊張するわ・・。」
布で顔を隠すさんご 「フフ♪楽しみだわ♪」
布で顔を隠すタチバナ姫 「神様仏様・・(ブツブツ)」
そして・・三人は侍に連れられ・・将軍の元に向かいました。
そして・・その途中でそれぞれを応援する人達が・・。
高僧・家臣AB 「びしゃご!がんばれ!」
びしゃご 「ありがとうございます!あれ?夫がいないわ?どこに行ったのかしら?」
さんごの父 「さんご・・任せたぞ・・。」
さんご 「父上・・お任せを・・。」
宇和島家臣 「姫様・・後武運を・・。」
タチバナ姫 「神様仏様・・(ブツブツ)」
そして・・三人の美女は将軍様の前に立ちました。
侍 「殿・・連れて参りました。」
将軍 「苦しゅうない!者共(三人の美女)聞けい!我こそが徳川○代将軍である!!」
びしゃご 「・・・。(この人が将軍様・・。)」
さんご 「・・・。(ウワサ通り・・気が強そうね・・)」
タチバナ姫 「・・・。(神様仏様・・)」
徳川家の爺 「では、殿・・どうぞお始めを・・。」
将軍 「では!おぬしら布をおろし・・ワシに顔を見せるのじゃ・・(ニヤ)」
びしゃご・さんご・タチバナ姫 「はい・・。」
そして、三人の美女を布を外し・・顔を将軍に見せました!
将軍 「あい分かった!日の本一の美女が決まったぞ!!」
徳川家の爺 「早いですな・・。」
白装束を着た土佐・伊予・讃岐藩主 「だれでありますか・・!?」
びしゃご・さんご・タチバナ姫 「・・・。」
将軍 「日の本一の女は・・「びしゃご」じゃ!!」
びしゃご 「ワタシが!!」
さんご 「なっ・・!!」
白装束を脱ぐ土佐藩主 「切腹を免れた~・・。(安堵)」
高僧・家臣AB 「良かったー!(笑)」
白装束を着た伊予・讃岐藩主 「将軍様!!ビリはだれなのですか!?」
将軍 「ビリは「さんご」じゃ!!」
さんご 「うっ、うそ・・ワタシが・・」 また次回。
次回!『日の本一美女決定編』最終話!乞うご期待♪