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2008年07月07日(月)

びしゃご (30) 室戸荘

侍A  「おまえら!どけーい!姫様のお通りじゃ!」

びしゃご 「はい!すいません!」

びしゃごたちの方を見つめる姫 「・・。」

  侍数人と姫様がびしゃごたちの横を通り過ぎました。

漁師A 「ほう~、あれが土佐の姫様か・・まだ若いが、カワイらしかったの~ニヤリ(微笑)」

紀州からの漁師達(3名) 「はっはっは!おぬしなど相手にもされぬわ!(笑)」

漁師A 「うるさいわい!(怒)」

   しばらくして、庄屋が来ました。

庄屋 「おまたせさん!家老殿もクジラ漁のハナシに興味をしめしての~すぐにでも会ってくれるそうじゃ!」

びしゃご 「良かったですね♪大将さん♪」

大将 「ああ・・。」

庄屋 「では、城の中に参ろうか?びしゃごさんと旦那さんは、ココでしばし待たれよ。」

びしゃごと夫 「はい。」

    びしゃごと夫以外の人達は城門をくぐり中に入って行きました。

びしゃご 「・・・あなた、うまくいくと良いですね。」

夫 「ああ・・びしゃご、ココで立って待つのもアレやき・・あそこの木の下で待とう。」

  びしゃごと夫は松ノ木の日陰へ・・。

びしゃご 「こうして、あなたと二人っきりになるのは久しぶりですね・・。」

夫 「ああ・・びしゃご・・紀州におる時も、ずっとおまんに会いたかった・・。」

びしゃご 「あなた・・。」

   その時!一人の虚無僧がびしゃごたちの前に立ち笛を吹き出しました。

虚無僧 「ピー!ピー!ピー!」

夫 「なんじゃい!おまんは!人の邪魔をするなっちゃ!」

   虚無僧は夫の威勢に少しとまどいましたが、すぐにマスクをはずしました。(すいません。虚無僧のかぶってるモノの名前が分からずに、ココではマスクにさせていただきました・・。)

夫 「 !! 」

びしゃご 「あなたは!」  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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