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2009年02月22日(日)

びしゃご 41 室戸荘

 
   ・・・伊予(愛媛)の松山城・・・

伊予藩主の使い 「カクカクシカジカであります!」

伊予藩家老 「「日の本一にふさわしい美女を探せ!でなければ大変なことに・・!」だと?なんと・・困ったもんじゃ・・。」

伊予家臣 「さようですな・・。」

伊予藩家老 「たしかに愛媛はその名の通り・・神様が四国を作った時に「愛しき美女の国」という事で作られたと言われておるがの~・・。おぬし(伊予家臣)・・なにか心当りはないか?」

伊予家臣 「・・・じつは。」

伊予藩家老 「ほう~何か良い情報を知ってそうじゃの~・・。」

伊予家臣 「はい・・日の本一の美女を拙者は存じております・・。」

伊予藩家老 「なんと!でかしたぞ!」

伊予家臣 「ただ・・。」

伊予藩家老 「ただ?なんじゃ?」

伊予家臣 「家老様・・宇和島藩主の娘「タチバナ姫」をご存知でしょうか・・。」

伊予藩家臣 「モチロンじゃ。」

伊予家臣 「家老様・・宇和島藩主にお願いしてみては?」

伊予藩家老 「う~ん・・宇和島藩に頭を下げるのは気が進まんが・・。仕方無い・・。」

  ・・・讃岐(香川)の高松城・・・

讃岐藩主の使い 「カクカクシカジカであります!」

讃岐藩家老 「「美女をうどん屋の娘として連れてまいれ!でなければ大変なことに・・!」だと?なんと弱ったの~・・。おぬし(讃岐家臣)なにか心当りは?」

讃岐家臣 「ありまする!」

讃岐藩家老 「申せ。」

讃岐家臣 「我が藩の小豆島の網元の娘に・・「瀬戸の花」と言われる女が・・。」

讃岐藩家老 「知っておる。名は・・たしか「さんご」であったな。」

讃岐家臣 「ご存知でしたか。「さんご」を江戸に向かわせましょう。」

讃岐藩家老 「うむ・・首尾よくな。」

  ・・・土佐(高知)の高知城・・・

土佐藩主の使い 「カクカクシカジカであります!」

家老 「「室戸の「びしゃご」という女を江戸に連れてまいれ!」だと?・・以前にココ(高知城)で会った女か・・。」

お姫様 「家老様!父上(土佐藩主)、将軍様の言う「日の本一の美女」・・あの小汚い女(びしゃご)では役不足でありましょう・・。」

家老 「は~?何が言いたいのですか?」

お姫様 「わらわが♪あの女の替わりに江戸に上りましょう♪」

家老 「姫様・・おそらく伊予藩、讃岐藩は相当な女を江戸に向かわせると思われまする・・。」

お姫様 「そうであろう・・。だからこそ、わらわが行かねばならぬまい。」

家老 「・・・。姫様、藩主様は室戸の「びしゃご」を連れて参れっと申してますので・・どうか、ご勘弁を。」

お姫様 「さようか・・土佐藩の負けは決まったの~・・残念じゃ・・。」

家老 「・・では、おぬし(家臣A)室戸の「びしゃご」に使いを出せ。」

家臣A 「は!」   また次回。

この物語はほとんどフィクションです


「びしゃご」はmuroto☆soul☆のブログで55話(室戸相撲大会編)まで継続中!

http://plaza.rakuten.co.jp/murotoso/

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