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2010年04月05日(月)

びしゃご 80話  室戸荘

  

   そして・・  その夜・・

   びしゃごと夫は寝てました・・

びしゃご 「スヤスヤ・・・zzz・・・」


夫 「ぐが~! zzzz・・・・ん?・・しょんべんしたいの~」


   眠っていた夫は 急に もようして 目覚めました


   すると・・


   裏庭の方から・・


 『バリバリガリッガリッ バリバリガツガツ ギュー♪』


   と妙な音が 夫の耳に聞こえました


   そして 妙な音は  急に聞こえなくなり


夫 「なんの音やったんや~??」


   気になった 夫は 裏庭へ向かいました・・・


  ・・・裏庭の畑・・・


  そして・・ 夫は  裏庭へ・・


  夫は何かを見て!  驚きました!


夫 「おまん!! 何しゆう!?(驚き!)」

  夫の見た者は・・

  フロシキを顔に巻いた誰かでした!

フロシキを顔に巻いた誰か 「!!!」

  夫は  「フロシキを顔に巻いた誰か」に歩み寄りました!


  よく見ると 「フロシキを顔に巻いた誰か」の足元には


  たくさんの野菜の 残骸が・・


夫 「あんた?野菜泥棒かい?(汗)」


フロシキを顔に巻いた誰か 「・・・・。」


夫 「姿をあらわすぜよ!」


  夫は 「フロシキを顔に巻いた誰か」の フロシキを 取りました!


  その・・ 正体は・・

  高僧・・


高僧 「・・・。」

夫 「うっ(汗)・・・おまん・・遂に・・野菜泥棒にまで堕ちたのか?(汗)」


高僧 「むっ・・ワシは・・・は・ん・にん・・では・・無い・・証拠が・・・なか・・ろう・・・・」

夫 「クチを開けろぜよ!」


高僧 「・・こと・・わる・・・・」


夫 「それならこうぜよ!」


   夫は 高僧の体を クチュクチュ! くすばしました!

   すると・・・


高僧 「うう・・・うう・・・や・・・め・・・ろ・・・くる・・・しい・・・・・プハ!!」


   
  高僧の口から!

  なんと!  大根一本が! 

  飛び出てきました!

夫 「証拠が出たぜよ! おまんが野菜泥棒ぜよ!(怒) 今から、おまんを役人のトコロに連れて行くぜよ!」

高僧 「びしゃごの亭主よ・・・こんな些細な事で役人などと言うでない・・」


夫 「些細な事やと~?」


高僧 「そうじゃ・・・」


夫 「???」


高僧 「この畑の野菜は・・元はワシがびしゃごに与えた、種から出来た野菜じゃ・・・ワシが一口くらい喰うてもかまわんだろう・・・のう?そうは思わんか?」


   夫は 高僧の足元に落ちてる  たくさんの野菜の残骸を見て・・


夫 「一口やと~?(怒)」

高僧 「そうじゃ。ワシは今、来て・・大根一つしか食べておらん。しかも、おぬしのせいで吐き出してしもうたがのう・・」

夫 「ウソも大概にするぜよ! もう許してやるから・・ミクロ洞(高僧の住居)へ帰れぜよ!」


高僧 「びしゃごの亭主よ・・ワシは神仏に仕える身じゃ・・ウソだけは言わぬぞ・・」

注:幾度もウソをついてます。(夫とびしゃごからキノコを騙し取った時・ムラムラダケでびしゃごを狙った時 等など)

夫 「じゃ~いったいダレが・・畑の野菜を食べたんじゃ~?」

  高僧は 己の口から出て 落ちた大根を拾い・・

高僧 「コレ(大根)は貰って行く・・」

夫 「ああ・・持っていきや。」


高僧 「びしゃごの亭主よ・・・この野菜の残骸に・・近くで感じる強い恨みの念の邪気・・・不吉な予感がする・・・気をつけるのことじゃ・・・南無阿弥陀仏・・」

夫 「不吉やと?(また変な事を言い出したぜよ・・)」


   高僧は何処(ミクロ洞)へ・・   また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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