びしゃご 79話 室戸荘
・・・びしゃごの家・・・
家の裏庭では・・ せっせと びしゃごが畑仕事をしてました・・
びしゃご 「う~んしょっと! よし! ふう~・・頑張ったかいがあったわ♪」
↑びしゃごの畑
裏庭の畑には う~んとたくさんの 野菜が明日にも収穫できそうな状態に!
びしゃご 「3月前に、お坊さん(高僧)さんから頂いた野菜の種が・・明日にも収穫できそうだわ♪(喜び)」
びしゃごは・・
特にお気に入りの 茄子を見つめ・・
↑びしゃごの茄子
びしゃご 「おいしそう・・(ヨダレ)」
びしゃごは 我を忘れ・・
茄子のヘタを ちぎりそうになりましたが・・
びしゃご 「はっ! 危ない危ない!(汗) まだまだ、この茄子は小さいわ・・もっと大きくしてから食べないと・・・」
その時!!
『びしゃご!帰ったぞ!』
・・と、夫の声が 表から!
びしゃご 「あら? 主人が帰ってきたみたいね。」
びしゃごは 夫の元へ・・
びしゃご 「あなた、今日は釣れましたか?」
夫 「まったくぜよ!」
びしゃご 「・・・。 (やっぱり・・)」
夫 「へへ・・魚は釣れんかったけど・・びしゃごのために♪浜でアザミを拾うてきたぜよ♪」
夫は手の中のアザミをびしゃごに見せました
びしゃご 「まあ~おいしそう♪」
夫 「やろ?」
びしゃご 「今夜は、コレを、塩茹でして二人で食べましょう♪」
夫 「そうやな♪・・・・ところで・・びしゃご・・裏の畑の野菜はいつになったら喰えそうぜよ?」
びしゃご 「ウフフ・・ついて来てくださいな♪」
びしゃごは夫を裏庭の畑へ・・
裏庭の畑を見た 夫は・・
夫 「凄いぜよ!たまげたぜよ! びしゃご・・・よく・・ココまで見事に野菜を育てたな~(感服)」
びしゃご 「あなた・・本当に苦労しましたよ・・(涙) この3ヶ月・・家事と内職の合間に一所懸命育てた野菜たちです・・まるで・・我が子のように・・・(涙)」
夫 「そうぜよ! この野菜たちが・・びしゃごの子供たちなら・・・ワシの子供ぜよ!・・・どれどれ♪」
夫は びしゃごの特にお気に入りの 茄子をちぎろうとした・・
その時!
びしゃごは!
夫の 手をパンと叩きました!
びしゃご 「おやめなさい!(激怒)」
夫 「え?なんでぜよ?(汗)」
びしゃご 「まだ!その子(茄子)は食べるには早いです!」
夫 「そうか?分かったぜよ・・ガマンするぜよ・・・でも、びしゃご・・よく頑張ったな♪」
びしゃご 「いえいえ♪さあ~家の中に入りましょう♪」
びしゃごと夫は・・
家の中へ・・
しかし・・
その・・ びしゃごの畑を・・
木陰から隠れながら見つめる・・
人影が・・
??? 「うむ・・・あんな種から・・野菜を見事に育てるとは・・さすがはびしゃごじゃ~・・・・今夜が楽しみじゃ~・・」 また次回。
果たして! 畑を狙う「???」の正体は!?
この物語はほとんどフィクションです