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2010年03月22日(月)

びしゃご 78話  室戸荘

  「びしゃごー家庭菜園編ー」開始!


  ある日の 昼頃・・

 
  仕事(漁)を終えた

  夫と六助は 家への帰り道・・


帰り道
↑帰り道(室戸岬)


夫 「今日も全然、釣れんかったの~♪」

六助 「そうやの~♪」


  その時! 夫は!

  近くの岩の上で、一匹のタヌキが昼寝してるのに気付きました!!

 

  夫は 小声で六助に・・

夫 「六助・・・アレを見るぜよ・・・・」


  夫は 岩の上で 幸せそうに昼寝してるタヌキを指差しました・・


六助 「寝てるタヌキやが?・・・それがどうした?」


夫 「おまんは・・三日前に・・アジをぎょうさん釣ったから・・ヨメに怒られんやろうが・・ワシはココ最近・・まったくのボウズ(釣果ゼロ)ぜよ・・・」


六助 「もちろん知っとるが・・それがどうしたぜよ?」


夫 「まだ、分からんのか? ようするにぜよ・・・今日も魚を一匹も持って帰らんと・・・びしゃごに怒られるんぜよ・・・(ヒヤ汗)」


六助 「そりゃまあ~仕方無いぜよ。」


夫 「フフフ・・じゃから・・あのトロそうな眠ってるタヌキを家に持って帰れば・・今夜はタヌキ鍋じゃ♪びしゃごも怒らん♪」

六助 「その通りじゃ! (うっかり!)」


   そして・・


   近くの大きい石を拾った夫は そろり~っ 抜き足し忍び足で・・

   タヌキに  近づきました・・

夫 「・・・。 (起きるなぜよ・・)」


タヌキ 「zzzz」


   そして・・

   タヌキの目の前にまで来た 夫は・・

   大きな石を 振り上げました!

夫 「・・・。 (くたばれぜよ!)」


タヌキ 「zzz・・・・ほえ? ぎゅーー!!! 」

   夫は石を 振り落とした瞬間!


   死の危険を感じ目覚めたタヌキは間一髪! 避けました!!

   そして! タヌキは 全力疾走で 何処へ!

タヌキ 「ぎゅー!! (怯え)」


   タヌキに逃げられた 夫は 悔しそうに・・

夫 「くそ~! しまった! これで・・家に帰ったら・・びしゃごに、また怒られるぜよ・・(渋々)」


   六助は夫に肩をポンと叩き・・


六助 「まあ~仕方がないやろ。帰ろうぜよ。」


夫 「六助・・ワシはこの辺の浜のアザミ(植物(食料))を取ってから帰るき・・先、帰れ。」


六助 「そうか、がんばれよ。」


  六助は アザミを取って帰るという夫を置いて先に帰りました。


  そして 夫は  アザミを抜き始めました・・

  2時間後・・

夫 「あんましと取れんかったの~・・まあ・・・腹の足しにはなるぜよ♪」


  夫は手に掴んだアザミを持って家に帰りました

  しかし・・


   

  木陰から・・


  夫を 見つめる 影が・・


タヌキ軍団
↑タヌキ一家


父タヌキ 「ギュー! (アイツ(夫)か!お前を殺そうとしたヤツは!(怒)」

子タヌキ
↑子タヌキ(夫に殺られそうになったタヌキ)

子タヌキ(長男) 「ギュー・・ (そうだよ・・アイツ(夫)だよ・・ボクがアザミを食べて・・お腹一杯になって寝ている所を襲ってきたんだ・・きっとアイツは・・ボクを食べる気だったんだ・・・)」


妹タヌキ 「ギュー・・ (アイツ(夫)が・・おにいちゃんを?・・許せない・・(怒り))」


母タヌキ 「ギュー! (アナタ(父タヌキ)! あの人間の男(夫)の後をつけて!仕返ししましょう!)」


父タヌキ 「ギュー・・ (よし・・みんな・・気配を消して・・アイツ(夫)をつけて・・アイツ(夫)の家を調べるんだ・・(ニヤ)」

母・子・妹タヌキ 「ギュー! (了解!)」    また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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