びしゃご 78話 室戸荘
「びしゃごー家庭菜園編ー」開始!
ある日の 昼頃・・
仕事(漁)を終えた
夫と六助は 家への帰り道・・
↑帰り道(室戸岬)
夫 「今日も全然、釣れんかったの~♪」
六助 「そうやの~♪」
その時! 夫は!
近くの岩の上で、一匹のタヌキが昼寝してるのに気付きました!!
夫は 小声で六助に・・
夫 「六助・・・アレを見るぜよ・・・・」
夫は 岩の上で 幸せそうに昼寝してるタヌキを指差しました・・
六助 「寝てるタヌキやが?・・・それがどうした?」
夫 「おまんは・・三日前に・・アジをぎょうさん釣ったから・・ヨメに怒られんやろうが・・ワシはココ最近・・まったくのボウズ(釣果ゼロ)ぜよ・・・」
六助 「もちろん知っとるが・・それがどうしたぜよ?」
夫 「まだ、分からんのか? ようするにぜよ・・・今日も魚を一匹も持って帰らんと・・・びしゃごに怒られるんぜよ・・・(ヒヤ汗)」
六助 「そりゃまあ~仕方無いぜよ。」
夫 「フフフ・・じゃから・・あのトロそうな眠ってるタヌキを家に持って帰れば・・今夜はタヌキ鍋じゃ♪びしゃごも怒らん♪」
六助 「その通りじゃ! (うっかり!)」
そして・・
近くの大きい石を拾った夫は そろり~っ 抜き足し忍び足で・・
タヌキに 近づきました・・
夫 「・・・。 (起きるなぜよ・・)」
タヌキ 「zzzz」
そして・・
タヌキの目の前にまで来た 夫は・・
大きな石を 振り上げました!
夫 「・・・。 (くたばれぜよ!)」
タヌキ 「zzz・・・・ほえ? ぎゅーー!!! 」
夫は石を 振り落とした瞬間!
死の危険を感じ目覚めたタヌキは間一髪! 避けました!!
そして! タヌキは 全力疾走で 何処へ!
タヌキ 「ぎゅー!! (怯え)」
タヌキに逃げられた 夫は 悔しそうに・・
夫 「くそ~! しまった! これで・・家に帰ったら・・びしゃごに、また怒られるぜよ・・(渋々)」
六助は夫に肩をポンと叩き・・
六助 「まあ~仕方がないやろ。帰ろうぜよ。」
夫 「六助・・ワシはこの辺の浜のアザミ(植物(食料))を取ってから帰るき・・先、帰れ。」
六助 「そうか、がんばれよ。」
六助は アザミを取って帰るという夫を置いて先に帰りました。
そして 夫は アザミを抜き始めました・・
2時間後・・
夫 「あんましと取れんかったの~・・まあ・・・腹の足しにはなるぜよ♪」
夫は手に掴んだアザミを持って家に帰りました
しかし・・
木陰から・・
夫を 見つめる 影が・・
↑タヌキ一家
父タヌキ 「ギュー! (アイツ(夫)か!お前を殺そうとしたヤツは!(怒)」
↑子タヌキ(夫に殺られそうになったタヌキ)
子タヌキ(長男) 「ギュー・・ (そうだよ・・アイツ(夫)だよ・・ボクがアザミを食べて・・お腹一杯になって寝ている所を襲ってきたんだ・・きっとアイツは・・ボクを食べる気だったんだ・・・)」
妹タヌキ 「ギュー・・ (アイツ(夫)が・・おにいちゃんを?・・許せない・・(怒り))」
母タヌキ 「ギュー! (アナタ(父タヌキ)! あの人間の男(夫)の後をつけて!仕返ししましょう!)」
父タヌキ 「ギュー・・ (よし・・みんな・・気配を消して・・アイツ(夫)をつけて・・アイツ(夫)の家を調べるんだ・・(ニヤ)」
母・子・妹タヌキ 「ギュー! (了解!)」 また次回。
この物語はほとんどフィクションです