びしゃご 65話 室戸荘
行司(高僧)に呼ばれた六助のヨメと六助は・・
六助のヨメ 「あんた!試合だよ!さっさとしな!(怒)」
六助 「・・・。」
六助のヨメ 「どうしたんだい?元気が無いね?」
六助 「ヨメよ・・ワシ・・本気でお前と相撲していいか?」
六助のヨメ 「なに・・?」
六助のヨメの顔が・・
鬼の形相に・・
六助のヨメ 「ああん? ワタシと本気で勝負?あんた・・死にたいのかい?」
六助 「ワシは・・子供の頃は・・びしゃごの夫や・・五助たちを従えていた・・ガキ大将やった・・しかし・・今じゃ・・お前にビビッてばかりや・・」
六助のヨメ 「・・・。」
六助 「ワシは亭主関白でいたんや・・ワシが・・お前を仕切る!」
六助のヨメ 「分かったよ・・本気で勝負・・やってやるよ!(怒)」
六助 「オレが家の大黒柱という事を・・分からしちゃる・・」
二人のやりとり(揉め事)を・・遠くで見ていた びしゃごと夫は・・
夫 「なんや?あの夫婦なんか揉めとるようじゃの~?」
びしゃご 「あなた・・見てください!六助さんの顔が・・今までの弱気な顔から・・勇ましい男の顔に!」
夫 「本当や・・こりゃ・・もしかしたらもしかするかもの~♪ ココで・・あの化けもん(六助のヨメ)が負けてくれれば♪」
そして・・
六助のヨメと六助は土俵の上に!
特別席では・・
家老 「住職、この取り組みの見所は? あの熊の様な男は何者じゃ?」
24番札所住職 「あの者は六助のヨメです。 4年前・・現役の闘犬横綱が六助のヨメを一目見て・・尻尾を巻いて逃げ出したそうです・・」
家老 「闘犬横綱が!?」
試合開始!
高僧(行司) 「塩をまけい!」
六助のヨメ 「グルルル・・・」
六助 「絶対・・負けん!」
六助のヨメと六助は塩をまきました。
高僧 「時間です! 両者見合って・・はっけよい! 」
また次回。
この物語はほとんどフィクションです