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2009年10月26日(月)

びしゃご 64話  室戸荘


  ・・・相撲大会出場者控え室・・・

夫 「びしゃご!おまんも出るのか!?」

びしゃご 「はい♪急に出たくなりました♪」


注:小判一枚に目がくらみ


夫 「ワシの一回戦の相手がびしゃごか? 楽勝やの~♪」

びしゃご 「日ごろの、あなたへのウップンを晴らします・・」


  近くでは、びしゃごと夫の話しを盗み聞きする五助の姿が・・


五助 「びしゃごも出るなら・・ワシも負けれられん! 一回戦の相手・・大将を投げ飛ばして・・村一番の人気者になっちゃる・・」


  その頃・・大将の控え室では・・


漁師A 「大将・・・足の調子が?(汗)」

大将 「ああ・・びしゃごの夫との・・相撲の稽古中に・・ヒザの靭帯を断裂したようだ・・」

漁師A 「棄権しましょう?かなり悪そうです・・」

大将 「大丈夫じゃ・・心配するな。」


   そして・・相撲大会は始まりました!

  最初の取り組みは「おなすvsおいも」です。

 土俵の回りには室戸中の村人達(室戸の全村人100名前後)が集まってました!


室戸の村人達 「おいもー!おなすー!がんばれー!」

家老 「うむ・・ところで住職・・この取り組みの見所は?」

24番札所の住職 「そうですな~・・おなすの家は元(室戸の地名)の農家でナスは耕しています。おいもの家は吉良川(室戸の地名)の農家でイモを掘っています。」

家老 「・・・」

おいも 「おなす!負けないわよ!」

おなす 「おいも!負けないわよ!」


高僧(行司) 「時間です!両者見合って・・・はっけよい・・」

おいも 「ごく・・」

おなす 「ごく・・」


   そして、両者の手が土俵につきました!


高僧 「のこった!!」

   おなすの激しい張り手がおいもの顔を襲いました!

張り手をする、おなす 「おりゃ!おりゃ!」

張り手を喰らう、おいも 「痛い!痛い!」


   張り手を喰らい・・おいもは泣き出しました・・


おいも 「痛いよ~~(涙)」

おなす 「あっ?・・ごめん・・おいも・・すこし・・強く叩きすぎたかも・・」


高僧 「・・・・。 (フ・・あまいの~・・)」

おいも 「スキあり!」


おなす 「へ?」


  その一瞬!おいもは!おなすを投げ飛ばしました!

高僧 「勝負あり!勝者! 吉良川村のおいも!」

室戸の村人達 「わー!わー!」

負けた、おなす 「おいも!ずるーい!(怒)」

勝った、おいも 「おなす・・勝負の世界にずるいも汚いもないのよ・・騙される方が悪いのよ・・」

高僧 「・・・。 (そのとおりじゃ・・)」

   おなすとおいもの取り組みを見ていた六助のヨメと六助は・・

六助のヨメ 「なるほど・・ワタシの次の相手は・・おいもかい?(ニヤ)」

六助 「「おいも」はなかなか・・頭が切れるおなごのようだぞ・・油断できんぞ・・」


  六助のヨメは 焼きたて熱々の「焼き芋」を一気にかじりつき!


六助のヨメ 「アンタは・・心配しないでいいよ!おいもを喰ってやるよ・・」

   土俵の上では・・

   高僧が・・


高僧 「次の取り組み! 室戸岬の六助と、そのヨメ!出番じゃ!」 


また次回。

この物語はほとんどフィクションです
  

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