« テレビで放送   うまめの木 | メイン | おつかれさま!そして・・ありがとう!   »

2009年03月22日(日)

びしゃご 45  室戸荘

  ・・・江戸に向かう土佐藩の船・・・

 びしゃご一同(びしゃご・夫・高僧・家臣AB他)は江戸に向かうために海を東へ・・そして・・数日後・・。


家臣B 「こらー!貴様~~何回言ったら分かるんだ!(怒)」

夫 「すっ、すいません・・。」

家臣B 「貴様の炊くメシは硬いんじゃ!(怒)それに魚は全然焼けておらん!(怒)貴様~・・(ニヤ)」

  家臣Bは刀のサヤを抜きました。

夫 「ひぃ~!」

高僧 「まあまあ・・お侍さん・・今回はワシの顔に免じて許してやってくれ・・。」

家臣B 「・・承知しました。」

高僧 「びしゃごの亭主よ・・。ワシは魚は食わんが・・芋粥が食べたい・・すぐに用意しろ・・。」

夫 「・・・。」

びしゃご 「あなた・・。」

  夫は渋々・・調理場へ・・。

家臣A 「ところで・・高僧様・・。」

高僧 「なんでしょう?」

家臣A 「「タチバナ姫」という宇和島の姫をご存知でしょうか?」

高僧 「モチロンじゃ・・。」

家臣A 「土佐の放った間者の情報によると・・讃岐藩は分かりませんが・・。伊予藩は宇和島藩の「タチバナ姫」を江戸に向かわせるのでは・・。と申しておったそうです・・。「タチバナ姫」はどんなオナゴなのでしょう?」

高僧 「あの「タチバナ姫」が・・!!これは・・大問題でありまする・・。」

家臣A 「大問題?」

高僧 「ハッキリ申しましょう・・。全てにおいて・・びしゃごより数枚上でしょう・・。」

家臣AB 「なんと!それほどの!」

びしゃご 「・・・。」

高僧 「・・。ご安心なされよ・・ワシの神通力できっとびしゃごを日の本一にさせてみせましょう・・。これ!粥はまだか!?」

家臣AB 「さすがは高僧様!心強い!」


 
  ・・その頃、江戸城では・・・

将軍 「そなたら・・三人(土佐・讃岐・伊予藩主)を呼んだのは他でもない・・。今度、ワシが決める「日の本一の美女」のコトだが・・。」

土佐・伊予・讃岐藩主 「なんでしょう?」

将軍 「うむ!せっかくの面白い行事だ・・日の本一の美女を連れて来た藩には褒美を取らそうと思っての~(笑)」

土佐藩主 「なんでしょう?(領地かの~♪)」

伊予藩主 「なんでしょう?(金かの~♪)」

讃岐藩主 「なんでしょう?(役職かの~♪)」

将軍 「うむ!喜べ!ワシが「日の本一の美女」に決めた女をワシの嫁(側室)にしてやるぞ!(笑)」

伊予・讃岐藩主 「・・・。(期待して損したわい・・(怒))」

土佐藩主 「・・・。(そっ、そんな!びしゃごはワシの嫁(側室)にしようと思ってるのに・・!)」

将軍 「それとじゃ・・美女を連れて来れなかった藩主は当然だが・・。もし、おぬしら三人が連れて来た女で・・ピリの女の藩主には・・(ニヤ)」

土佐・伊予・讃岐藩主 「・・なんでしょう?」

将軍 「切腹を命じる!」

土佐・伊予・讃岐藩主 「 !!! 」   また次回。

この物語はほとんどフィクションです

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://122.200.224.147/cmt/mt-tb.cgi/612

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)