びしゃご 45 室戸荘
・・・江戸に向かう土佐藩の船・・・
びしゃご一同(びしゃご・夫・高僧・家臣AB他)は江戸に向かうために海を東へ・・そして・・数日後・・。
家臣B 「こらー!貴様~~何回言ったら分かるんだ!(怒)」
夫 「すっ、すいません・・。」
家臣B 「貴様の炊くメシは硬いんじゃ!(怒)それに魚は全然焼けておらん!(怒)貴様~・・(ニヤ)」
家臣Bは刀のサヤを抜きました。
夫 「ひぃ~!」
高僧 「まあまあ・・お侍さん・・今回はワシの顔に免じて許してやってくれ・・。」
家臣B 「・・承知しました。」
高僧 「びしゃごの亭主よ・・。ワシは魚は食わんが・・芋粥が食べたい・・すぐに用意しろ・・。」
夫 「・・・。」
びしゃご 「あなた・・。」
夫は渋々・・調理場へ・・。
家臣A 「ところで・・高僧様・・。」
高僧 「なんでしょう?」
家臣A 「「タチバナ姫」という宇和島の姫をご存知でしょうか?」
高僧 「モチロンじゃ・・。」
家臣A 「土佐の放った間者の情報によると・・讃岐藩は分かりませんが・・。伊予藩は宇和島藩の「タチバナ姫」を江戸に向かわせるのでは・・。と申しておったそうです・・。「タチバナ姫」はどんなオナゴなのでしょう?」
高僧 「あの「タチバナ姫」が・・!!これは・・大問題でありまする・・。」
家臣A 「大問題?」
高僧 「ハッキリ申しましょう・・。全てにおいて・・びしゃごより数枚上でしょう・・。」
家臣AB 「なんと!それほどの!」
びしゃご 「・・・。」
高僧 「・・。ご安心なされよ・・ワシの神通力できっとびしゃごを日の本一にさせてみせましょう・・。これ!粥はまだか!?」
家臣AB 「さすがは高僧様!心強い!」
・・その頃、江戸城では・・・
将軍 「そなたら・・三人(土佐・讃岐・伊予藩主)を呼んだのは他でもない・・。今度、ワシが決める「日の本一の美女」のコトだが・・。」
土佐・伊予・讃岐藩主 「なんでしょう?」
将軍 「うむ!せっかくの面白い行事だ・・日の本一の美女を連れて来た藩には褒美を取らそうと思っての~(笑)」
土佐藩主 「なんでしょう?(領地かの~♪)」
伊予藩主 「なんでしょう?(金かの~♪)」
讃岐藩主 「なんでしょう?(役職かの~♪)」
将軍 「うむ!喜べ!ワシが「日の本一の美女」に決めた女をワシの嫁(側室)にしてやるぞ!(笑)」
伊予・讃岐藩主 「・・・。(期待して損したわい・・(怒))」
土佐藩主 「・・・。(そっ、そんな!びしゃごはワシの嫁(側室)にしようと思ってるのに・・!)」
将軍 「それとじゃ・・美女を連れて来れなかった藩主は当然だが・・。もし、おぬしら三人が連れて来た女で・・ピリの女の藩主には・・(ニヤ)」
土佐・伊予・讃岐藩主 「・・なんでしょう?」
将軍 「切腹を命じる!」
土佐・伊予・讃岐藩主 「 !!! 」 また次回。
この物語はほとんどフィクションです