びしゃご 44 室戸荘
家臣A 「びしゃごのおっしゃる通りじゃ・・。では、江戸に向かうために・・高知の港までついて来てもらおう。」
びしゃご 「あの・・お侍さん・・。」
家臣A 「なんじゃ?」
びしゃご 「ワタシの亭主も一緒に江戸までは・・ダメですか?」
家臣A 「この男(夫)をか?なぜじゃ?」
びしゃご 「この人(夫)はおそらく・・ワタシがしばらくの間でも居なくなったら、生活が出来ないと思って心配で・・。」
家臣A 「なんと!だらしのない男やの~・・。まあ、仕方無い、おぬし(夫)もついて来い。」
夫 「へ?ワシもですか?」
家臣A 「そうじゃ。おぬしが心配でびしゃごが色々と集中出来なかったら・・難だからな。おぬし鍋洗いくらい出来るだろう?」
夫 「はあ~?鍋洗い~?なんか面倒くさそうぜよ~・・。」
家臣A 「・・・。では、ついて参られよ・・。」
その時!家の中に高僧が入って来ました。
高僧 「ワシも江戸にお供させていただこう・・。」
びしゃご 「お坊さん!」
夫 「おまん!まだ生きておったか!」
高僧 「・・・。」
家臣AB 「坊主に用はない。 ん?・・・ひょっとして?あなたは!?」
高僧 「フっ、思い出したか・・。」
家臣A 「これはこれは・・あなたが江戸について来てくれたら力強い!」
高僧 「お侍さん・・ワシの神通力でびしゃごを日の本一にさせてあげましょう・・。」
家臣A 「お願い致しまする!」
夫 「まあ~・・鍋洗いが増えて、ワシはラクになるからいいかもの~♪」
びしゃご 「では、高知へ向かいましょう!」
家臣AB 「うむ!」
こうして・・びしゃご一同は高知に行き・・。
数日後、船に乗り・・江戸に向かいました。 また次回。
この物語はほとんどフィクションです