びしゃご 38 室戸荘
・・・霧丹歩のオリの中・・・
霧丹歩 「ぐるる・・。(ニヤ♪エサだ♪・・でも不味そうだな~・・。)」
霧丹歩は夫に近づきました。
夫 「ひい~!死にたくない!コイツ(イヌ)のエサになりたくない!誰か助けてくれー!」
その時!
びしゃご 「あなた!」
びしゃごが霧丹歩と夫の入ってるオリのトコロにやってきました。
夫 「びしゃご!助けてくれ!」
びしゃご 「あなた!すぐにココを開けます。」
びしゃごはオリを開けて・・夫を助けました。
夫 「びしゃご・・すまん。助かった・・。」
びしゃご 「あなた、怪我はないですか?」
夫 「ああ、大丈夫や。」
その時、受付(カシラ)と若い衆Aがびしゃごと夫の元へ・・。
若い衆A 「おいおい!一文(夫)!何、逃げてんだ!(怒)」
夫 「ふっ、ふざけるなぜよ!なんでオレがこんなバカ犬のエサにならんとイカンぜよ!(怒)」
びしゃご 「 ! あなたをエサに!?」
若い衆A 「お?ねえさん・・コイツ(夫)の嫁かい?」
びしゃご 「はい・・。」
若い衆A 「へえ~♪イイ女だね~(ニヤリ)」
若い衆Aはびしゃごのアゴに手をやりました。
びしゃご 「さわらないでください・・。」
若い衆A 「ねえちゃんよ~。この男(夫)はワシらが一文で買ったんだ。この男は返して欲しかったら・・一文をよこしな・・。」
びしゃご 「そんな・・お金なんて持ってません・・」
若い衆A 「それなら・・この男をほっといて帰りな。だけど、どうしても返して欲しかったら・・ニヤ。」
若い衆Aは不気味な笑みをうかべました・・。
びしゃご 「・・分かりました・・。夫のためです・・。」
夫 「びしゃご!!」
若い衆A 「おっと!アンタ(夫)は黙ってな!・・それなら話が早い・・着いて来い・・。(ニヤ)」
受付と若い衆Aは・・びしゃごを連れて行こうとした・・その時!
夫 「待て!おまんら!びしゃごはワシの一番大事な宝もんじゃ・・。ワシが犬のエサになればええんやろ・・。」
びしゃご 「あなた・・!」
受付 「やっと、やる気になったか・・おい!コイツをオリに入れろ!・・手足も縛っとけ!」
若い衆A 「へい!」
若い衆Aは夫の手足を縛りました。
夫 「びしゃご・・いろいろと今まで貧乏で迷惑をかけたのう・・今までのコトは謝るわ・・。」
びしゃご 「あなた!・・ワタシはどうなってもいいですから!(涙)」
縛られた夫 「ホントか!? ・・じゃあ♪♪」
夫をオリに蹴り入れる若い衆A 「どっこらしょ。」
夫は手足を縛られ、霧丹歩のオリに入れられました。 また次回。
この物語はほとんどフィクションです