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2009年01月12日(月)

びしゃご  38  室戸荘

 ・・・霧丹歩のオリの中・・・

霧丹歩 「ぐるる・・。(ニヤ♪エサだ♪・・でも不味そうだな~・・。)」

  霧丹歩は夫に近づきました。

夫 「ひい~!死にたくない!コイツ(イヌ)のエサになりたくない!誰か助けてくれー!」

  その時!

びしゃご 「あなた!」

  びしゃごが霧丹歩と夫の入ってるオリのトコロにやってきました。

夫 「びしゃご!助けてくれ!」

びしゃご 「あなた!すぐにココを開けます。」

  びしゃごはオリを開けて・・夫を助けました。

夫 「びしゃご・・すまん。助かった・・。」

びしゃご 「あなた、怪我はないですか?」

夫 「ああ、大丈夫や。」

  その時、受付(カシラ)と若い衆Aがびしゃごと夫の元へ・・。

若い衆A 「おいおい!一文(夫)!何、逃げてんだ!(怒)」

夫 「ふっ、ふざけるなぜよ!なんでオレがこんなバカ犬のエサにならんとイカンぜよ!(怒)」

びしゃご 「 ! あなたをエサに!?」

若い衆A 「お?ねえさん・・コイツ(夫)の嫁かい?」

びしゃご 「はい・・。」

若い衆A 「へえ~♪イイ女だね~(ニヤリ)」

  若い衆Aはびしゃごのアゴに手をやりました。

びしゃご 「さわらないでください・・。」

若い衆A 「ねえちゃんよ~。この男(夫)はワシらが一文で買ったんだ。この男は返して欲しかったら・・一文をよこしな・・。」

びしゃご 「そんな・・お金なんて持ってません・・」

若い衆A 「それなら・・この男をほっといて帰りな。だけど、どうしても返して欲しかったら・・ニヤ。」

  若い衆Aは不気味な笑みをうかべました・・。

びしゃご 「・・分かりました・・。夫のためです・・。」

夫 「びしゃご!!」

若い衆A 「おっと!アンタ(夫)は黙ってな!・・それなら話が早い・・着いて来い・・。(ニヤ)」

  受付と若い衆Aは・・びしゃごを連れて行こうとした・・その時!

夫 「待て!おまんら!びしゃごはワシの一番大事な宝もんじゃ・・。ワシが犬のエサになればええんやろ・・。」

びしゃご 「あなた・・!」

受付 「やっと、やる気になったか・・おい!コイツをオリに入れろ!・・手足も縛っとけ!」

若い衆A 「へい!」

  若い衆Aは夫の手足を縛りました。

夫 「びしゃご・・いろいろと今まで貧乏で迷惑をかけたのう・・今までのコトは謝るわ・・。」

びしゃご 「あなた!・・ワタシはどうなってもいいですから!(涙)」

縛られた夫 「ホントか!? ・・じゃあ♪♪」

夫をオリに蹴り入れる若い衆A 「どっこらしょ。」

  夫は手足を縛られ、霧丹歩のオリに入れられました。  また次回。

この物語はほとんどフィクションです

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