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2008年01月08日(火)

びしゃご⑧   室戸荘

高僧  「うむ、紀州の国はこの室戸岬のすぐ東じゃ。」
がんぐろびしゃご 「あれ・・・お坊さん遥か東って言ってませんでした?」
高僧  「ワシはそんなこと言ってないぞ。」
がんぐろびしゃご 「そうですよね。」
高僧  「うむ、さいわいなことに、この室戸岬の沖を流れている海流は東の方へ、つまり紀州への流れなのじゃ。」
がんぐろびしゃご 「そうなんですか!」
高僧  「紀州は近い、亭主の持っておる小舟に乗れば1日で紀州に行ける。帰って亭主に出発の準備をさせるのじゃ。」
がんぐろびしゃご 「はい!・・・あの~帰りはどうしたら・・・国抜けは重罪なんですよね・・。」
高僧  「うむ・・じつはワシは土佐では名の通った坊主でな、熊野参りの為という事でワシの朱印があれば、許される。然し、帰りは必ず熊野神社のお札を貰ってくるのじゃぞ。それで大丈夫じゃ。」

高僧はびしゃごに高僧の朱印を押した熊野詣の証明書を渡しました。

がんぐろびしゃご 「ほんとうにありがとうございます!なんとお礼をしたらいいか・・・。」
高僧  「あたりまえのことをしただけじゃ・・。」

びしゃごは家に帰り、高僧から聞いた話を教え、高僧の証明書を渡しました。

                            また次回。
この物語はほとんどフィクションです

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コメント

大先生!いよいよ、室戸脱出ですね。
和歌山へ進出ですかぁ。全国展開ですね。
壮大な歴史ロマンから、なにやら陰陽師の匂いが・・・・・
これからも、先生の作品から目が離せませんなぁ。
これからも、アクションあり、ラブロマンスありと私達読者を、楽しませてね?

あ、hamuさん復活ですね。
今年も一緒に先生を盛り上げていきましょう♪

さて、確かに陰陽師のニオイが漂ってきましたが、同時に「火曜サスペンス」のニオイも…
さぁ、頼りない亭主は無事に熊野詣を果たすことができたのか!そして、ひとりだけ村に残ったびしゃごに高僧の魔の手が襲い掛かる…
なんてね(笑)。

これからの展開に期待しておりますよ。

hamuさん、コメントありがとうー!
hamuさんの期待に応えれるように頑張りまっせ!
これから、アクションとラブロマンスをおりまぜながら書いていきまっせ!
次回もぜひ見てください!

びぃなすさんコメントありがとうございます!
高僧の魔の手ですか。それもアリですな~。
高僧が1000日のあいだに何を悟るのか、亭主がどうなるのか、期待してください!
次回もぜひみてください!

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