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2007年12月31日(月)

びしゃご⑥  室戸荘

高僧  「ここから遥か東の紀州の国にクジラを捕らえる方法があるらしいぞ・・。」
がんぐろびしゃご 「クジラってあの大きい岩くらいの魚ですよね!」
びしゃごは「びしゃご岩」を指さしました。
高僧  「そうじゃ、あの岩くらい大きな魚じゃ。」
がんぐろびしゃご 「わたしも見たことがあります。」
高僧  「そうか、しかしあの岩は大きいの~あの岩の頭からの景色も良いかもしれんな~。」
がんぐろびしゃご 「お坊さん!あの岩はココで一番大きな岩やき、足でもすべらしたら大変ですよ・・。」
高僧  「ははは、さようか、ところで話は戻るが、その紀州の国には大きな網を海底に張り、その網を引き、その一帯の魚を一網打尽にとる漁法もあるらしいぞ。」
がんぐろびしゃご 「ほんとうですか!」
高僧  「おぬしの夫に教えてやったらどうだ?」
がんぐろびしゃご 「ありがとうございます!」
高僧  「これで、おぬしの顔に墨を塗ろうなど、くだらん事を考えなくなるだろう。」
がんぐろびしゃご 「はい・・。」
高僧  「よしよし・・ではそこの「行水の池」で顔の墨を落とし、帰って夫にその話を教えてあげなさい。」
(注:「行水の池」とはみくろ洞の下にあり弘法大使空海が1000日の業のあいだソコで身を清めていたという。)
 
二人は「行水の池」に行きました。
がんぐろびしゃご 「お坊さんのおかげで助かりました。ありがとうございます!」
高僧  「あたりまえの事をしただけじゃ・・・。」
びしゃごは顔を洗いました。
高僧  「!!!」
高僧はびしゃごの顔を見てびっくりしました。    また次回。

この物語はほとんどフィクションです。

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コメント

昨年末から取材に行かれたり、お忙しく過ごされていたようですね。
本年も「びしゃご物語」楽しみにしています(^_^)

本当に年末年始はいろいろといそがしかったです・・・。今年もびしゃごをよろしくお願いします!

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末年始は実家へ戻っておりましたが
おかんが腰痛と風邪でダウンするなど
なかなか波乱含みの幕開けで、年越しの実感もないまま慌しく明けちゃいました(泣)

で、いよいよコメント復帰…とさっきまでせっせと打ち込んでたら
いきなり「システム不具合」で強制終了。さらに“幸先の良い”スタートになりました orz
ここまでシステムに歓迎されちゃあ、さらに辛口で行ったるかぁ?
ま、今回はまだ松の内ですしね。おとなしく。

さて、びしゃごはいよいよ話が広がってきましたねぇ。
さすが高僧、関西ネタにもお詳しい。そう、和歌山は鯨漁が盛んでした。
そういえば土佐の沿岸にも鯨がすぐ近くまで来るんですってね。
「岸からわずか200m…」と、NHKの「生きもの地球紀行」で言ってましたよ。
びしゃごはアレを狙うのか。

さらに先生、そのびしゃごのお墓に現地取材敢行とはガンバリますな。
確かに寂しい感じですが、鉄筋コンクリート造り(?)で屋根もついてて立派ですやん。

さぁ、今後の展開に期待しておりますよ。先生。

びぃなすさん!あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
年末年始は大変だったみたいですね・・。また是非、良かったら室戸に癒しにきてください。
さすがはご意見番です。良くご存知で・・。クジラの捕獲や定置網は土佐より紀州の方が先にしてたらしいので「びしゃご」のネタにしました。
100話を目指してがんばりますので今日の「びしゃご」もぜひ見てください!

いやはや、ご意見番だなんてとんでもない。
しょーもないことを中途半端に知ってるのがウリなだけで。
でも、これってびしゃごが土佐に鯨漁法を伝えることになるのかぁ?
ううむ、それはすごい。日本民俗史に風穴を開ける展開ですな。わくわく。(笑)

びしゃごがワタシも癒やしてくれるなら
すぐにでも室戸に駆けつけたい気分です。
いや、でも、また暖かくなったらほんとに室戸へ行こうかなぁ…

びぃなすさん、びしゃごはいませんけど、「もみ王子」こと自分が癒しましょうか。
ぜひぜひ暖かくなったら来てください!
飲みにでも行きましょう!

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