びしゃご⑤ 室戸荘
夫 「困ったね~っておまえ、困ることがあるか。」
びしゃご 「いまの生活は貧しいしね~あなたの稼ぎが良かったらなんも迷わんけど。」
夫 「びしゃご!おまえは今の生活じゃ満足できんのか!」
びしゃご 「だって毎日この魚(サバ)ばっかり食べるのは、もうイヤやもん。」
夫 「う、う~(涙)」
びしゃご 「ごめんなさい、少し言い過ぎました。」
夫 「それじゃ~びしゃご~、ワシがこの魚(サバ)以外の魚を釣って稼ぎが良くなったら、おまえはワシのもとにおるっちゅうことやな?」
びしゃご 「そうね、岩くらい大きな魚(クジラ)や赤い魚(タイ)をとって生活がラクになったら、あなたのそばにずっといるわ。」
夫 「ワシはおまんが生きがいやから、がんばるぜよ・・・」
びしゃご 「あなた・・・」
夫 「びしゃご・・・」
しばらくして。
夫 「・・・びしゃご、よくよく考えたら・・おまえがべッピンだから、こういう事になるんじゃ。」
びしゃご 「へ?」
夫 「ふふふ、名案が思いついたぜよ!」
びしゃご 「あなた!なにをするの!」
夫 「おとなりさんから、もろうた佐喜浜町の備長炭を顔に塗っとるんだ!」
びしゃご 「イヤー!」
夫 「あまりに良過ぎて、つかん・・、しょうがない、なべ底の墨をぬるか!」
(注:室戸市佐喜浜町の備長炭は非常に良質で手でさわっても墨がつきにくいという。)
びしゃご 「イヤー!」
びしゃごのかおは真っ黒になりました。
夫 「ワシの稼ぎが良くなるまでの間はそうしちょきや。」
がんぐろびしゃご 「そんな~(涙)」
と、きのうのことをびしゃごは高僧に話しました。
高僧 「さようか・・ところで名は?」
がんぐろびしゃご 「びしゃごです。」
高僧 「びしゃごか、わたしは良い事を知っているぞ。」
がんぐろびしゃご 「ぜひ、教えてください。」
また次回。
この物語はほとんどフィクションです
コメント
びしゃご物語、楽しく拝見させていただいてます。
・・・高僧さんの「良い事」ってなんだろう?
これからの展開も楽しみにしています(^_^)
Posted by: トンボ | 2007年12月27日 13:57
トンボさんも、見てくれてましたか!・・サンキュ~。
高僧の良いことがなにか楽しみにしておいてください!
次回もみてくださいね~。
Posted by: muroto☆soul☆ | 2007年12月27日 18:17
コメント遅れてましてすみません。
この時期、サラリーマンは何かとお付き合い忙しく(笑)、夜にパソコン開くパワーが残っておりません。
年賀状作りにも追われてますし、今日からシゴトは休みですが日中はその他もろもろ家事雑事。
この一週間は毎日睡眠3時間程度ですぅ…
そんなわけで、とても気の利いたコメントが述べられる状況ではありませんのよ。
すんませんが「年末年始休業」ということで。
せっかくの連載2連チャンにツッコミ入れられずもどかしいんですが、
そのへんは年明けにあらためて。
みなさま、良いお年をお迎えくださいね。
新年は4日ごろから復活の予定です、たぶん。
Posted by: びぃなす | 2007年12月29日 18:29
びぃなすさん・・・いそがしいさなかにコメントありがとうございます!
また落ちついたらぜひ「808ブログ」を見てください!ツっこんでください!
びぃなすさん今年はホンとにありがとうございます。
よいお年を!
Posted by: muroto☆soul☆ | 2007年12月29日 18:44