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2007年12月17日(月)

びしゃご②   室戸荘

びっくりしたびしゃごに大名は言いました。
大名  「ワシは参勤交代で3年の間、江戸に行かねばならぬ。土佐に帰って来たらおまんをヨメにむかえるぜよ!」
それを聞いたびしゃごはすぐに
びしゃご  「勘弁してつかあさい!わたしには主人がいます!」
大名  「ほ~~ワシの求婚の申し出を断るともうすか。」
大名は怪しげな微笑みをうかべました・・・。
怪しげな大名  「まあよい・・・・無理にとは言わぬ3年後また、あらためておまんのもとに来るぜよ・・。」
びしゃご  「すいませんです!」
こうして大名行列は東の方に消えました。 そして夕方になり。

夫  「びしゃご!帰ったぞ!」
びしゃご  「あなた、お帰りなさい。」
夫  「となりの五助から聞いたけど、お殿さまに求婚の申し出をされたらしいやないか!」
びしゃご  「そうなの・・・」
夫  「で、どうするぜよ・・。」
びしゃご  「そうね~お殿さまの嫁っ子になれたら、おいしい飯や~きれいなべべも着れるし~つらい水汲みや海女仕事もせんでえいきね~♪それにお殿さまの言う事を聞かざったら、打ち首モンって六助のヨメが言いよったし、やっぱりわたし行こうかしら・・・。」
夫  「それはないぜよ!せっかくびしゃごのためにでっかい魚(サバ)を釣ってきたに~、それにワシはおまんが生きがいやに~~行かれたら困るぜよ・・。」
びしゃご  「・・・困ったね~・・・。」                また次回。

   この物語はほとんどフィクションです。

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コメント

お、連載2回目が来ましたね。
ちゃんと「フィクションです」って入れてくれてるし。
しかし、なかなか先の読めぬ展開に持ち込んでますな。さすが巨匠。
前半までは昔話の“純朴な村娘”だったびしゃごが
後半、ビミョーに“現代っ娘”な軽い対応になってるのが笑えます。
この重大な難問に対する夫婦の「困り方」に
民話的暗さがないのが新しいな、うん。
さぁ、びしゃごの決断やいかに!
それはそうとサバも新鮮だとうまいんやろねー。
刺身でも食えるのかな。

あ、ところで「もみ王子」は先生でしたか(←前ログ参照)
次回お会いした節には、ぜひお手合わせを。

びぃなすさん!コメントいつもありがとー!
室戸のサバはウマイですよぅ。生ではあまり使わないですが、サバのたたきはありますよ。ウマイですよ。
ぼく自身も先が読めなくて困ってます・・。
こちらこそ次回会う時はもみもみやりまっせ!

はたして、この展開は?  ハテ?

大先生!室戸の素朴なイメージが、壊れては困るので、なんとかしてね。
しかし大先生の女性の趣味がわかるような気が・・・・・

びぃなすさん!私の身体を、モミモミ
すると、とても疲れますよ~

ところで~808の王子って。
王子って言うからには、もちろん20代のピチピチのイケメンなんだしょうねぇ。フフ。
又、又、エリカ的発言が~
いえいえ、イケメンなら30代でもOKです。


hamuさんコメントいつもありがとうございます!
自分の女性の趣味がばれたかの~。恥ずかしいでござる。
室戸の素朴なイメージを守るように書いていきますよー。
808の王子の平均年齢は・・また次回。

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